特殊清掃を10年以上やっている私の壮絶な独居死現場の体験談

特殊清掃の知識

特殊清掃を10年以上やっている私の壮絶な独居死現場の体験談
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

身内が独居死してしまい、その驚きと悲しみが収まらない中、不動産会社や近隣から連絡があり、部屋掃除のために特殊清掃業者を探されているのではありませんか。

でもはじめてのことなので何かと心配ですよね。

そこで、今日は、独居死に遭遇した私の体験談と特殊清掃業者が行なっている基本的な清掃方法、独居死清掃は特殊清掃の専門業者に任せるべき理由などをお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

独居死で遺体が腐乱していた私の体験談

夏場であれば2~3日、冬場でも5~7日で独居死した遺体は腐乱が進みます。亡くなった人の体質や部屋の環境、経過日数により腐乱程度は様々です。

具体的には、死亡により体内で細菌が繁殖して、やがて肉体が腐り、その腐敗体液が体外に流れ出て強烈な死臭を発生させます。その死臭を嗅ぎ付けたハエやゴキブリ等がその腐乱した遺体を貪り産卵し、さらにその数は増していきます。

イラストや文字では、その惨状をお伝えするのは難しいので、実際に独居死で腐乱遺体があった箇所の写真をお見せします。

独居死による腐乱遺体があった箇所の写真①

元々持病があった男性が就寝中に亡くなったようです。遺族の話では、ほんの数週間前までごく普通に生活をしておられたとのことで、かなりショックを受けられていました。

もっと早く気付いてあげれればと悔やまれていましたが、苦しんだ様子はなく眠るように亡くなったようなので、それだけが救いとのことでした。

独居死による腐乱遺体があった箇所の写真②

家賃の支払いがなく連絡もつかないので、アパートの管理人が、確認のため入室したところ、トイレで亡くなっていたのを発見されたようです。

トイレで用を足す際に力んで突然死するケースはよくあります。身寄りのない人だったらしく、家主と管理会社の担当者が片付け費用や告知義務はどうすればいいのかと頭を抱えていました。

独居死による腐乱遺体があった箇所の写真③

入浴時の寒暖差によるヒートショックが原因で亡くなられてようです。発見した遺族の話では、顔はもちろん身体全体が異様に膨れていて、すぐに本人とは分からなかったとのことでした。

ふくよかな体型の女性だったらしく、死後1ヶ月ぐらい経過しているためか、バスタブに大量の腐敗体液が流れ出て、水はドス黒く変色していて、強烈な死臭が浴室内に充満していました。

特殊清掃業者が行なっている独居死部屋の清掃方法

キチンとした死臭消臭技術を持った特殊清掃業者は、基本的には次のような手順で独居死部屋を清掃しています。

腐敗体液が付着した物の回収

特殊清掃:腐敗体液付着物の撤去

まずは、死臭を放っている腐敗体液が付着した物を室外へ運び出し回収します。

例え僅かな腐敗体液でも独居死部屋に残っていると死臭は消えませんので、何度も腐敗体液が付着した物がないかをチェックします。

ゴキブリやウジ虫などの害虫駆除

特殊清掃:害虫駆除

特に夏場では、独居死した翌日からハエやゴキブリなどの害虫が発生することは珍しくありません。

腐敗体液が付着した物の回収後は、極力すべての害虫を退治できるように素早くホウキや掃除機などで駆除します。

腐敗体液の付着箇所の拭き取りと洗浄

腐敗臭消臭:床の拭き取り作業

床や壁などに付着した腐敗体液は、撤去ができないので、雑巾やブラシなどの道具を使用して腐敗体液の拭き取りと洗浄を行ないます。

特にドアや敷居付近など凹凸がある箇所では、丁寧で細かい作業が必要になります。

該当箇所への消臭剤と消毒剤の噴霧

特殊清掃:床死臭消臭

独居死の遺体があった該当箇所は、いくら拭き取りと洗浄をしてもどうしても死臭が残ってしまうので、独居死専用の消臭剤と消毒剤を噴霧することで死臭を消臭します。

死臭消臭の確認チェック

腐敗臭消臭:床に鼻で確認

特殊清掃業者によっては、消臭計などの機械で消臭をチェックしているところもあるようです。

しかし、私たちは機械に頼らず、該当箇所に鼻を数センチまで近づけて死臭消臭の確認チェックをしています。

遺品整理とその搬出

腐敗臭消臭:家具の運び出し作業

意外と思われるかもしれませんが、腐敗体液が直接付着していない家電や家具などにも死臭が染み付いている独居死部屋がほとんどです。

そのため、99%死臭を消臭するためには遺品整理とその搬出が必須になります。

部屋全体のホコリ取り清掃

孤独死 遺品整理:床や鴨居などにはたき、もう一人が掃除機をかけている

また独居死部屋にあるホコリなどの小さなゴミにも、死臭は染み付いていることもありますので、必要に応じてハタキや掃除機などで部屋全体のホコリ取り清掃を行います。

これを怠ると、僅かに死臭が残ってしまいます。

消毒剤の噴霧(部屋全体)

腐敗臭消毒:天井・壁・床にスプレー

天井や壁にも死臭を発生させる雑菌が付いていると思われる場合は、部屋全体に消毒剤を噴霧します。

この作業は、独居死部屋の状態によっては行なわないこともあります。

消臭剤の噴霧(部屋全体)

腐敗臭消臭:天井・壁・床にスプレー

天井や壁にも死臭が染み付いていると思われる場合は、部屋全体に消臭剤を噴霧します。この作業は、独居死部屋の状態によっては行なわないこともあります。

最終的な消臭チェック

遺体現場 清掃:帽子を反対に被って鼻を近づけて消臭確認している。

最後にもう一度該当箇所の消臭チェックと独居死部屋全体の消臭チェックを行ないます。

もしも死臭が残っていたら、再度腐敗体液の有無チェックや消臭剤の噴霧などを繰り返します。

独居死清掃は特殊清掃業者に任せるべき3つの理由

この項目では、独居死清掃はハウスクリーニング業者でもなく、不用品回収業者でもなく、特殊清掃業者に任せるべき3つの理由をお伝えしています。

①キチンと独居死の死臭消臭ができるから

通常のハウスクリーニング業者に独居死があった部屋の清掃を依頼すると、死臭消臭作業の独自の段取りがわからないので、キチンと消臭できない可能性が非常に高くなるといわざるを得ません。

その点、特殊清掃業者は死臭消臭のプロですので全くぬかりはありません。

②しっかりと遺品の整理が行なわれるから

先ほどもお伝えしましたが、特殊清掃には遺品整理も付きものです。

そのため特殊清掃業者は、遺品整理の経験も豊富で、遺品の中から貴重品や思い出の品が見つかる可能性が高まります。

一方、不用品回収業者は、遺品の中身を確認せず、トラックに載せて回収するだけですので、大切な品を見つけることが難しくなります。

③リフォーム等の高額な出費を抑えることができるから

特殊清掃業者とは、文字通り清掃業者ですので、いきなりリフォームを勧めることはしません。

まずは、特殊清掃のみで死臭が消臭できるように努力するのが、特殊清掃業者の本来の姿ではないでしょうか。

リフォームでも死臭消臭はできますが、ご想像通りその費用は特殊清掃より高額になりがちです。

注意

特殊清掃業者と名乗っている中には、リフォーム業者も含まれていることがありますので、次項目を参考にして見つけ出しましょう。

【因み情報】特殊清掃の現場はどんな感じ?
遺体があった場所の消臭や片付けをする特殊清掃の現場って、どんなに悲惨なのだろうか?と興味を持たれている人も多いと思います。
そこで、私たちが行なった特殊清掃の事例写真を「急増している孤独死と特殊清掃の悲しい実態を現場のプロが語る」に掲載していますので、興味がお有りの人はご覧ください。

失敗しない特殊清掃業者の見分け方

不幸にも身内が独居死で亡くなってしまい、その部屋を清掃するために特殊清掃業者をお探しですねよ。

しかしはじめてのことなどで色々と不安ですねよ。特にキチンと死臭消臭されないのでは…、または数百万円などの法外な高額請求されるのでは…と、悪徳業者の存在が気になっていると思われます。

そこで「特殊清掃会社で働くやりがいと悪質業者の騙し方と見分け方」では、その悪徳業者の具体的な手口や優良業者の絶対条件などをお伝えしていますので、業者選びの際に参考にしてください。

特殊清掃の価格目安(総額)

特殊清掃55,000円~500,000円
(総額|消費税は別途)
  • 遺体発見までの日数や亡くなった箇所、腐乱状態等によってどうしても金額に大きな幅があることはご了承ください。
  • 原状回復リフォーム費用は含まれていません。
  • 家具の処分などの遺品整理料金は含まれていません。

特殊清掃料金の内訳

腐敗体液
汚物撤去
20,000円~250,000円
害虫駆除15,000円~100,000円
消臭消毒20,000円~150,000円

特殊清掃だけで死臭の消臭はできない

遺体の腐敗状況にもよりますが、通常遺体があった箇所だけ、清掃しても死臭が消えることはありません。

そのわけは、遺品にも死臭が移っているからです。特殊清掃だけでは、約80%の死臭は消臭されますが、残りの約20%は残ってしまいます。

20%残るイメージは、室内では臭いが分かりますが、室外に臭いが漏れ出すことが無い程度になります。それでは納得できない人は合わせて遺品整理も依頼することをおススメします。

遺品整理の料金相場

ワンルーム30,000円~100,000円
1DK30,000円~120,000円
1LDK・2DK50,000円~250,000円
2LDK・3DK90,000円~420,000円
3LDK・4DK120,000円~680,000円
4LDK・5DK150,000円~800,000円
  • 総額ですが、消費税は別途です。

上記金額はあくまでも目安です。お部屋の状態や遺品の量、思い出の品の捜索や一日完了のご要望などによって、上記範囲を超えることもあります。

死臭消臭には「特殊清掃」と「遺品整理」の料金が必要

ほぼ完全に死臭を消臭されたい人は、総額で特殊清掃料金と遺品整理料金の合計が必要になります。

決して安い料金ではありませんが、業者選びさえ間違わなければ、その価値は十分にあるのではないでしょうか。

死臭消臭(特殊清掃+遺品整理)
85,000円~1,300,000円
(総額|ただし消費税は別途)

さらに特殊清掃料金について、その実態を知りたい人は「特殊清掃の料金を実際の清掃事例を元に解説|悪徳業者の特徴」で、低額な特殊清掃業者のデメリットや具体的なボッタクリ料金の情報も載せていますので訪れてみてください。

まとめ

今日は、実際に特殊清掃業者が行なっている基本的な清掃方法と、独居死清掃は特殊清掃業者に任せるべき理由、それに失敗しない特殊清掃業者の見分け方と価格目安をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

業者選びの際に少しでもあなたのお力になれればうれしく思います。

0 0 vote
Article Rating
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

あなたが抱えている「特殊清掃問題」は
私たちが必ず解決いたします!

 

  • 自分で部屋を清掃したいが心情的にとてもできない
  • 死臭が部屋から漏れ出して近所から苦情がきている
  • 一人で亡くなった事を思うと後悔の念で何もできない
  • 遠方だから自分たちで部屋を清掃できない
  • 身内として、その遺体現場の衝撃に耐えられない
  • 大家からすぐに部屋を片付けるよう迫られている

上記のどれか1つでも当てはまる人は私たちまでご連絡ください。あなたに代わって「特殊清掃問題」を解決いたします!しかしその料金金額が気になりますよね。

そんなときは、まずは無料現地見積りをお申込みください。見積り当日中に正確な特殊清掃料金の総額を知ることができます。

特殊清掃100%無料現地見積り受付中!

0 0 vote
Article Rating

>> 無料見積りはこちら <<

田中 翔之助

田中 翔之助

ラストクリーニングの田中 翔之助です。特殊清掃や遺品整理でお困りの方から1つでも多くの「助かった!」を集めるために、そして悪徳被害を少しでも減らすために、インターネットでの情報発信と現場作業で日々奮闘しています!

Subscribe
Notify of
guest
0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x