特殊清掃会社で働くやりがいと悪質業者の騙し方と見分け方

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特殊清掃会社で働くやりがいと悪質業者の騙し方と見分け方
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身内の孤独死などがあり、その部屋の清掃のため、ハウスクリーニング業者に相談したが、断られてしまって特殊清掃会社を探されていると思います。

しかし、清掃する部屋が悲惨な状態なので、足元を見て高額請求してくる悪徳会社のことが気になりますよね。

特殊清掃業界に身を置いて10年目の私からみても、「100万円以上請求されたが適正料金でしょうか?」という電話をよく受けるので、他の業界よりも悪質な業者が多いと感じています。

そこで、この記事では、特殊清掃会社が行っている作業内容とそのやりがいをお伝えした後に、悪徳被害の事例と悪徳会社が実際に行なっていること、悪徳会社を見分ける方法をお伝えします。特殊清掃会社選びの際は、是非参考にしてください。

特殊清掃LP

優良な特殊清掃会社が行っている作業内容

はじめに優良な特殊清掃会社が行なっている作業を9つの工程に分けてお伝えしています。

【工程①】害虫駆除

特殊清掃:害虫駆除

まず最初に取り掛かるのが害虫駆除です。その理由は、害虫を放置したまま作業をすると、害虫が逃げ出し腐敗体液を拡散させたり、隣の部屋へ侵入してしまうからです。

【工程②】死臭元を撤去

特殊清掃:腐敗体液付着物の撤去

次に行うのが死臭元の撤去です。死臭元である腐敗体液は布団はもちろんですが、畳やフローリングなどの床にも付着しています。

そのため早めに撤去して取り除かないと、作業者の靴底に腐敗体液が付着してしまい、そして作業で動き回るため死臭消臭がより困難になり、キチンとした特殊清掃ができなくなります。

【工程③】腐敗体液の拭き取り除去

腐敗臭消臭:床の拭き取り作業

フローリングに付着など死臭元が撤去できない場合は、ブラシやぞうきん等を使用して極限まで腐敗体液を拭き取り除去します。

無論フローリングや敷居との隙間に付着している腐敗体液も除去します。

【工程④】特殊清掃専用の消臭剤と消毒剤を噴霧

特殊清掃:床死臭消臭

特殊清掃専用に開発された消臭剤や消毒剤を噴霧します。家庭用の消臭剤とはその消臭力は桁違いに優れています。

私たちは、その特殊清掃専用の消臭剤にさらに独自の薬品を調合しています。

【工程⑤】死臭消臭の確認

腐敗臭消臭:床に鼻で確認

床や壁など腐敗体液が付着していた箇所に数センチまで鼻を近づけて死臭が消臭されたかどうかを確認します。

もしも死臭が残っているようなら、何度でも腐敗体液の除去と消臭剤の噴霧を繰り返します。

【工程⑥】遺品の整理後、搬出

腐敗臭消臭:家具の運び出し作業

ここまでの工程で約80%の死臭は消臭されていますが、残り20%の死臭は服やソファ、カーテン、その他生活用品などの遺品に染み着いています。そのため遺品を整理して搬出し処分します。

【工程⑦】ホコリ清掃

遺体現場 清掃:はたきで-長押、照明笠のホコリを取っている02

もちろん、電球傘や長押上、押入れの中のホコリにも死臭は付いているのでハタキや掃除機で清掃します。これをうっかり忘れると、原因不明の死臭が残ってしまうことになります。

【工程⑧】部屋全体に特殊清掃専用の消臭剤を噴霧

腐敗臭消臭:天井・壁・床にスプレー

床や壁はもちろんですが、状況によっては天井や窓ガラスなどにも特殊清掃専用の消臭剤を噴霧します。この際の噴霧方法は、少量を万遍なく行なうことが重要です。

その理由は、あまり多くの消臭剤を噴霧すると消臭効果が薄れる場合があるからです。

【工程⑨】最後にもう一度消臭確認

遺体現場 清掃:帽子を反対に被って鼻を近づけて消臭確認している。

部屋全体の消臭確認を行います。壁や窓ガラス、押入れの中、ドアの蝶番などできる限りの場所を消臭確認します。

もちろん最後にはもう一度、腐敗体液が付着していた箇所も消臭確認をします。

【注意事項】

特殊清掃:原状回復リフォーム

畳下や敷居の木材部分やフローリング、バスタブ、コンクリートなどの素材内部まで染み込んでしまった場合は、特殊清掃だけではどうしてもキチンと死臭消臭できないこともあります。

その場合はリフォームをするしかありません。ここでは代表的な例を挙げてみましょう。

フローリングや敷居などの木材内部まで浸み込んだ場合

【リフォーム内容】構造的に可能であれば、新しいフローリングや敷居と取替えます。取替えが難しい箇所であれば、塗料などで死臭を抑えこみます。

マンション床下のコンクリートまで達している場合

【リフォーム内容】コンクリート表面だけを砕いて取り除き、表面に新しくコンクリートを施工します。

コンクリート粉砕が構造的にできない場合は、そのまま表面にコンクリート用の塗料を塗布して消臭します。

特殊清掃会社で働くやりがいについて

次に、特殊清掃業を営んで10年以上になる私が感じたこの仕事のやりがい3つをお伝えしますね。

【やりがい①】遺族から感謝されて充実感を得られる

特殊清掃を必要としている人の多くは、その遺族になります。そして、突然の死で悲しむに苛まれている最中に、不動産会社や家主、近隣の人から、早く部屋を清掃するように責められます。

自分たちで清掃しようにも、あまりにも衝撃的な部屋なので、精神的にとてもできる状況ではありません。

そんな時に、我々特殊清掃会社が部屋を綺麗に片付けると、大きな肩の荷が1つ下りたためか、遺族の方からとても感謝されます。中には、泣き崩れながら私たちの手を握って、頭を深々と下げられる遺族もいらっしゃいます。

【やりがい②】3Kだが社会的に必要な仕事と実感できる

❶きつい特に夏場で防護服を着用したらかなり過酷な仕事になります
❷汚い特殊清掃を行う箇所は腐敗体液で重度に汚染されています
❸危険腐敗体液から大量に細菌が発生しているので大変危険です

特殊清掃の仕事は、上記で示すように、文字通り3Kの仕事になります。よって特殊清掃の仕事をしたい人は、社会的にはかなり少ないと言えます。

しかし遺体があった部屋をそのままにしておくと、場合によっては、その社会的価値が下がってしまうため、関係者を含めると多くの人から必要とされている仕事になります。

【やりがい③】自分の人生を見つめ直すことができる

孤独死された部屋を特殊清掃していると、故人の一部人生を垣間見えてしまうことも再々あります。この人には、連絡を取り合う人は誰もいなかったようだとか、一人ぼっちで生活していたようだなど。

いろいろな考え方があると思いますが、自分が誰にも知られずに一人で亡くなり、しかも相当の期間、死に気付いてもらえないことを想像すると、何とも言えない焦燥感を抱きました。

それが、人生を見つけ直すキッカケになり、家族はもちろんですが、友人や仕事仲間とも今までよりも頻繁に連絡を取るように心掛けて、絆を深めるようになりました。

特殊清掃会社で起きた悪徳被害の事例

ここからは、私が電話受付や現場見積もり時に見聞きした特殊清掃会社で起きた悪徳被害の事例3つを挙げてみました。

【悪徳事例①】特殊清掃のみで100万円以上も請求された

事前の見積もりでは30万円ほどの金額でしたが、特殊清掃が終わった後に、渡された請求書金額は100万円以上になっていた。

驚いてその理由を聞くと、思っていたよりも消臭作業に手間取ったからと言われましたが、そんな言い訳には当然納得できず、支払いを保留していました。

業者に「まずはじっくりと話し合いましょう」と提案しても「とにかく全額を払ってください」と一点張りで、毎日携帯電話に連絡があり、再々自宅まで押しかけてくる始末です。

これでは、家族とも落ち着いて生活できないので、泣く泣く全額を支払う羽目になりました。

【悪徳事例②】部屋全体に死臭が漂っているが再消臭に応じない

業者から「特殊清掃が完了したので確認をお願いします」との連絡が入ったので、担当者と現場で待ち合わせをして、消臭確認のため部屋に入りました。

無論、特殊清掃前よりか死臭は少なくなっていましたが、まだ部屋全体に薄っすらと残っていたので、再度消臭するようにお願いしました。

すると「では日を改めて消臭作業をしますね。済んだらまたご連絡します」との事で、その日は別れました。しかし2週間経過しても連絡がないので、催促の電話をしても「もうちょっとお待ちください」と返答するばかりです。

それでも何度か催促電話をしていると、突然自宅に部屋のカギが送られてきて、担当者は電話口にも出なくなりました。

【悪徳事例③】承諾無しで床材を解体されてリフォームが必須になった

見積もり時の担当者の話では、畳の上で亡くなっていたので、畳の処分は必要になるが、死亡発見が早かったので、その下の床材はそのままで大丈夫でしょうとの事でした。

しかし、特殊清掃後の確認では、なんと居間の床にポッカリと大きな穴が空いていて、垂木まで切断されていました。担当者の話では、地面まで腐敗体液が垂れていたので、消臭のために解体したとの事でした。

承諾も無しになぜ解体までしたのか?と問いただすと、サイトには死臭消臭のために解体する事もあると書いてありますが…との事でした。

賃貸アパートだったために、その後不動産管理会社からリフォーム代としてかなりの金額を請求されました。ほとんど匂いは無かったので、これだったら特殊清掃をせずに、はじめからリフォームだけをしておけば…と後悔しています。

特殊清掃業界は9割近くが悪徳業者!

特殊清掃の料金は、通常のハウスクリーニングと比べて、当然ですが非常に高い金額になっています。

遺体があった部屋を清掃するから高い

その理由は、孤独死等で亡くなった人の部屋を強烈な死臭が漂う中、腐敗体液が付着した物を撤去し清掃したあと、部屋の死臭消臭を行なって、まるで遺体がなかったかのような状態に戻すからです。

よってハウスクリーニング業者の料金と比べて高額な特殊清掃業者が、すべて悪徳会社だとは限りません。むしろ特殊清掃は高額で当たり前なのです。

遺族の足元をみる業者が多い

しかし、このことを逆手にとって、特殊清掃業界では、より高額な請求をするボッタクリ悪徳業者が9割近く蔓延っているのが実情です。

その原因は親族の孤独死という一生に一度あるかないかの出来事に対峙している遺族の足元を見ている業者が多くいるからにほかなりません。

私がそのように感じる証拠として、私たちが体験している3つの事例をお伝えします。

特殊清掃業界に悪徳会社が多い証拠3つ

【証拠①】他の特殊清掃会社で済まされた人からの問い合わせがある

私たちには、毎日10件程度の問い合わせ電話があるのですが、その中の1件~2件ぐらいはすでに他の会社で特殊清掃を済まされている人で、以下のような問い合わせがある。

①この金額は高額だったのではないか?
②まだ臭いが消えていないので…

【証拠②】消臭作業のみ依頼が意外に多い

通常、死臭の元である腐敗体液や害虫などの除去とワンセットで、消臭しないと死臭をキチンと消臭できないのは、一般の人でも理解できると思います。

それにも拘わらず、消臭作業のみを依頼される人が少なからずいらっしゃいます。

そんな現場行くと大抵の場合は、他社で特殊清掃を依頼した結果、死臭が残っているとクレームを入れたが相手にされていない場合がほとんどです。

【証拠③】リフォーム会社が特殊清掃サービスを提供していることが多い

特殊清掃はその文字通りあくまでも清掃です。

それにも拘わらずリフォーム会社が特殊清掃を行なっているということは、消臭技術がないために室内を全面リフォームすることで死臭の消臭を行おうとしているのです。

もちろん色々な理由を付けて大がかりなリフォームにするため、そのリフォーム金額は特殊清掃のそれとは桁違いな金額になる場合がほとんどです。

悪徳会社がやっている7つの事

ここでは、悪徳会社がよく使っているテクニックや手法を7つお伝えします。

①料金表にカラクリを仕掛けてある

特殊清掃業者:悪意のある料金表

  • 金額の後ろのみ「~」や「より」
  • 基本料金
  • 特別料金

上記3つの言葉が料金表に書かれていたら、悪徳業者の可能性が高いといえます。その理由は、以下のとおりです。

金額の後ろのみ「~」や「より」

理由:上限金額が書かれていないので、いくらでも見積り金額を高額にできるから。

基本料金

理由:別名目を追加すれば、いくらでも見積り金額を高額にできるから。

特別料金

理由:高額な見積もりをしても「今回は通常料金で●●円です」と言い逃れができるから。

これらの手法に引っ掛からないようにするには、必ず料金表に「総額」と書かれている業者を選ぶことです。

②架空のランキングサイトの作成

特殊清掃業者:自作自演の手口

これは特殊清掃業界だけでなく、ほとんどの業界に当てはまりますが、多くの場合、ランキングサイトの主催者は、第一位の業者もしくは第一位の業者が契約しているホームページ作成業者なのです。

つまり、自作のランキングサイトで自社を意図的に一位にして自演しているのが実情です。そんな手の込んだ誤魔化しをする会社は、きっと特殊清掃作業も誤魔化すのでしょうね。

ランキングサイトの順位は全く参考にならないどころか、あなたの正常な判断基準を狂わせますので、ランキングサイト自体を見ないほうがいいでしょう。

③激安会社を装っている

特殊清掃会社:1K-29,000円~、激安の悪徳業者

トップページに大きく「1K 29,000円~」などと記載されている特殊清掃会社は、悪徳業者の可能性があります。

なぜならば、通常29,000円で特殊清掃はできませんし、仮にできたとしたら、それは特殊清掃ではなく単なるハウスクリーニングだからです。そんなハウスクリーニングをわざわざ高額になる特殊清掃といい、激安会社を装っているわけです。

1K 29,000円で特殊清掃を依頼すると、ハウスクリーニング程度の清掃や消臭しかできず、必ず死臭が残って後悔することになります。

④市販の業務用消臭剤等を使用して利益を多く得る

特殊清掃:市販用業務消臭剤

自社で使用している消臭剤などの薬剤名をキチンと提示していない特殊清掃会社は、悪徳業者の可能性があります。

その理由は、安い市販の業務用薬剤を使用しているからです。はっきりといいますが、市販の消臭剤や芳香剤では絶対に死臭を消臭できません。

またもっともらしい理由をつけて、薬剤名は企業秘密だとしている業者もいますが、この情報開示が当たり前の時代にそぐわないのではないでしょうか。

⑤安い遺品回収­を高額になる遺品整理と伝える

特殊清掃会社:悪徳業者1

遺品回収とは、基本的には大量の不用品と同じと思っていいでしょう。遺品を車両に積み込む作業がメインですので、短時間で終了します。

一方 遺品整理とは、大量にある遺品の中身を1つ1つ確認しながら、整理や分別をし搬出することです。遺品の量によっては、その遺品整理作業は数日間掛かることもあります。その手間や費用は、遺品回収と比べてかなり高額になります。

実際は、遺品回収しかしないのに、あたかも手間や時間が多く掛かる遺品整理を行なっているように見せかけて、高額な遺品整理費用を見積り金額に加えています。

⑥執拗にリフォームを勧める

特殊清掃:悪徳リフォーム業者

見積り時からリフォームを勧める特殊清掃は、悪徳業者ではと疑ってみるべきです。そのわけは、見積り時では、絶対にリフォームが必要かどうかは分からないからです。

優良な特殊清掃会社は、まずは特殊清掃を行い、しっかりと腐敗体液の付着状態や消臭効果を確認後、リフォームを勧めるかどうかの判断をします。

見積り時から、いきなりリフォームを勧める業者は、高額になるリフォームの売上が欲しいだけと思われます。

⑦TV放映で優良会社であると錯覚させる

特殊清掃会社:「当社はTV放映されました~!」

よく吼える犬と同様に、特殊清掃作業の能力がない業者はTVの力を借りて、あたかも有名で信頼できる会社のように振る舞います。

真面目な特殊清掃会社は、そんなことをせずとも、お客様がキチンと判断してくれると信じて、日々コツコツと消臭作業の腕を磨いています。

TV放映をしきりに訴えることは、消臭技術やノウハウの無さを曝け出しているともいえます。

以上の7点を知ったうえで会社や業者を選べば、悪徳被害に遭うリスクはグッと軽減されるはずです。

私が体験した特殊清掃現場の実態

特殊清掃

この項目では、あまりもに強烈だったため、私の脳裏に刻まれた特殊清掃現場3つの実態をお伝えします。

【実態①】数百匹のウジ虫が布団の中でうごめく

特殊清掃の見積もり依頼があり、現場に駆けつけました。前もって聞いたお話では、80代の男性でかなりふくよかな体型の人物で、死後3週間ほどで発見されたとのことでした。

室内に入った瞬間は、我々からすればいつもの特殊清掃現場であったが、見積もり金額を計算するために布団を捲りました。

すると、日光を浴びたウジ虫数百匹が、日影を求めて一斉にうごめき合い、その様はまるでグニュグニュと音を立てて、乳白色の物体が蜘蛛の子のように散っていくそのものでした。

【実態②】無数のハエで窓ガラスから音がする

特殊清掃の依頼を受け、夏場に孤独死された部屋のドアを開けた瞬間、黒く塗り詰められた窓ガラスから「ブーン」という音とともに、窓ガラスが揺れているような気がしてきました。

よく見ると、その黒い物体は多数のハエで、私たちに驚いたハエが逃げ場を求めて、室外を目掛けて飛んでいました。「ブーン」はハエの羽音だったのです。

その羽音も不気味な音程でおぞましかったのですが、特殊清掃現場に慣れている私がより驚いたのは、そのハエの飛ぶ力で窓ガラスが一瞬揺れていたことです。

【実態③】共用部分の階段まで死臭が漂っている

マンションの3階部屋で孤独死があったとのことで、その消臭を依頼されたのですが、マンションに到着して3階への階段を上っていると、私たちには馴染みがある独特の死臭を嗅ぎました。

もしかして3階の一番手前の部屋で孤独死があったのかなと思っていましたが、実際の現場は、一番奥の部屋で階段から数十メートルも離れていました。

風向きの影響もあると思いますが、このような死臭がひどい現場の経験は、これが初めてでした。案の定その特殊清掃現場で亡くなった人は太っていたため、その脂肪分と夏場の高い室温で、通常よりもかなり大量の死臭を放っていました。

【因み情報】特殊清掃の現場はどんな感じ?
遺体があった場所の消臭や片付けをする特殊清掃の現場って、どんなに悲惨なのだろうか?と興味を持たれている人も多いと思います。
そこで、私たちが行なった特殊清掃の事例写真を「急増している孤独死と特殊清掃の悲しい実態を現場のプロが語る」に掲載していますので、興味がお有りの人はご覧ください。

特殊清掃料金に定価はないが相場はある

多くの人が「高い!安い!」と感じられるのは、その商品やサービスの定価をある程度知っているからではないでしょうか。

しかし特殊清掃には定価はありません。なぜならば、オーダーメイドのサービスだからです。

例えば、下記のような状況違いによって、特殊清掃の作業順序や薬品の種類などを変える必要があります。

  • 亡くなった人の体質
  • 死体発見までの日数
  • 亡くなった箇所
  • 作業完了までの日数
  • 遺品の量

このように、特殊清掃は現場ごとにその作業内容が異なり、既製服のようにはっきりとした定価はありません。しかし、それでも料金の相場というものはありますので、次項目をご覧ください。

料金の相場

特殊清掃最低金額: 55,000円(消費税別)
↕︎
最高金額:500,000円(消費税別)
  • 遺体発見までの日数や亡くなった箇所、腐乱状態等によってどうしても金額に大きな幅があることはご了承ください。
  • リフォーム費用は含まれていません。
  • 遺品整理の費用は含まれていません

低価格の特殊清掃会社には必ず理由がある

やはり悪徳被害に遭う可能性が高くても、どうしても低価格の特殊清掃会社に意識が集中してしまうこともあると思います。

それで、ここではなぜその会社が特殊清掃を低価格にできる、又はしなければならない理由を詳しくお伝えします。

【理由①】素人同然のバイトを雇用しているから

特殊清掃業者:素人アルバイト

特殊清掃人として一人前に育てるには、それなりの時間と費用が掛かります。その費用は、お客様からいただく特殊清掃料金から負担するしかありません。

そのため、通常の会社であれば適正な料金で特殊清掃サービスを提供しています。

しかし低価格の会社は、その人材育成をほとんど必要としないアルバイトが特殊清掃を行なっているので、消臭効果は期待できないが低価格で特殊清掃を提供できるわけです。

【理由②】経営がうまくいっていないから

特殊清掃会社:売上ダウン

雪だるま式に負債が増えてくると、切羽詰っているので、わずかでも売上(現金)が欲しくなるのです。

だから競合他社との見積り合わせで、絶対に負けられないので常識外れの安い金額を提示して特殊清掃を行なっています。

しかし負債返済のことで、頭がいっぱいなので、死臭が消臭されたかどうかなんて二の次の作業を行ないがちです。

【理由③】不法投棄の可能性が高いから

遺品整理:悪徳業者2

キチンと遺品を廃棄物として処理するには、多くの手間や費用が掛かっています。例えば、処理工場までの往復の車両費や人件費、廃棄費用などが掛かります。

しかし特殊清掃を行なった帰り道に、山中や川底に遺品を投棄すれば、そんな費用や手間は一切掛かりません。

低価格で特殊清掃を提供している会社は、このような方法で低価格を実現している可能性が高いといえます。

安いor高い|悪徳or優良の基準は死臭消臭の費用対効果で判断すべき

孤独死後始末:業者の選び方:悪魔と天使

多くの人が特殊清掃を依頼する目的の1つは、死臭の消臭ではないでしょうか。

遺品整理もその1つではあるが、はやり一番要望が強いのは、とにかく死臭を消臭して欲しいというものです。

多くの人は、料金金額の数字のみで「安いor高い」「悪徳or優良」と判断されがちですが、本当にその判断基準でよろしいのでしょうか。その確認のためにも次をご覧ください。

料金が高い業者でも消臭効果によっては優良業者にもなる

料金相場の上限金額に近い会社は「結構高いな、もしかしてボッタクリ業者かな」と思われわがちです。

しかし死臭が一日でほぼ完全に消えて、遺品の中から貴重品やたくさんの思い出の品が発見され、スムーズにすべての後片付けが完了して、すぐに元の生活に戻れたとしたら…。

その会社は決して悪徳業者ではありませんよね。むしろ優良業者ともいえるのではないでしょう。

高技術な会社でも金額によっては悪徳会社にも変身する

死臭消臭の技術が高く、ちゃんと遺品整理作業を行なっている一見、優良会社のように思えても、その料金が相場よりもかなり高いと悪徳会社ではないでしょうか。

その特殊清掃会社は、あなたの足元をみている、いわゆるボッタクリ業者とも捉えることができますよね。

このように「安いor高い」「悪徳or優良」の基準は、死臭消臭の費用対効果で判断すべきだと私たちは考えています。

料金が安い優良な会社が絶対に存在しないただ1つの理由

多くの人は、少しでも安い会社を探しながら、悪徳被害に遭うのを恐れ、真面目でキチンとした優良な会社を見つけようと、相反することをされています。

しかし、そんな料金が安くて優良な特殊清掃会社は絶対に存在しません。その理由はただ1つです。

料金は需要と供給で決まるから

優良な会社は、高い消臭技術やお客様目線で営業しているので、評判や口コミがよく繁盛しています。つまり特殊清掃依頼の需要が多い会社でもあるのです。

優良会社はごく少数で繁盛している

また優良会社と世間に認められるには、優秀な人材の確保や人材教育、高価な薬剤使用、地道な告知活動などで、多くの費用と時間が要するため、その会社数はごく少数です

優良会社の供給が少ないから料金は高い

その少数の優良会社に、多くの人が噂や口コミを聞いて依頼が殺到するので、需要に比べて供給が少なくなり、バランスが崩れて料金は高めになるわけです。

近年参入業者は多いが大半は悪徳業者

そのバランスを整えるには、優良会社が増えるか、依頼数が減少するしか方法はありません。しかし世間では孤独死の数は、増加の一途を辿り、年々特殊清掃の依頼も増えています。

一方、会社の数も増えていますが、残念ながらその大半は悪徳業者なのが実情で、優良な会社は増えていません。この流れは、今後数十年は続くものと思われます。

優良な会社の4つの絶対条件

金額判断だけで、悪徳被害に遭わないのなら、これほど楽なことはありません。安い会社に依頼すればいいのですから。

しかし、実際には激安会社に特殊清掃を依頼して、死臭が消えていなくて、さらに費用が掛かってしまうなどの悪徳被害に遭う人はあとを絶ちません。

そこで逆転の発想で、悪徳会社の姿を追うのではなく、優良会社を追ってみましょう。優良な会社に特殊清掃を依頼できれば、悪徳被害に遭うこともないのですから。

ここでは、特殊清掃現場の10年以上携わってきた私が感じる「優良な会社の4つの絶対条件」をお伝えします。

【条件①】死臭消臭効果が高いこと

これを確かめる方法は、その業者に実際に依頼した人に直接尋ねるしか方法はありません。

ネットなどの口コミは、ほとんどがヤラセなので、事実上、死臭消臭効果が高いことを事前に確認するのは難しいと言わざるを得ません。

【条件②】即日対応であること

特殊清掃を依頼される人の最大の要望は、早く死臭を消臭することです。

優良な会社であれば、当然見積り時にも最低でも簡易的な死臭消臭ができる機材や薬品を持参しています。

【条件③】遺品整理にも対応していること

遺品回収ではなく遺品整理を行なっている会社です。しかしそのホームページには、遺品回収しか行なっていなくても、堂々と遺品整理と書かれていますので十分な吟味が必要です。

遺品回収とは、単なる不用品回収と考えていいと思います。しかし遺品回収では貴重品や思い出の品を見つけることはできません。

【条件④】見積り金額が料金相場内であること

いくらキチンとした特殊清掃や遺品整理ができても、常識を超えた見積り金額を提示する会社は、火事場泥棒的なボッタクリ業者と判断すべきです。

優良会社を見つける具体的な5つのステップ

ここでは、一般の人でも優良会社を簡単に見つけられる方法をステップごとにお伝えします。

【ステップ①】インターネットで数社に候補を絞る

遺品整理:派手なホームページ

前項目の「優良会社の4つの絶対条件」や「悪徳会社がやっている7つのこと」などを基準にして、優良と思われる会社を数社ピックアップしましょう。

この記事を読まれているあなたがピックアップした会社は、すでに優良な会社の可能性が高いと思われますが、まだ悪徳会社が紛れている可能性も否定できません。

【ステップ②】問合せ電話をして3社に見積り依頼する

遺品整理:業者を比較検討

いくらホームページ上では、優良と感じても、意外と実際に電話で話を聞いたら、雰囲気が異なることがあります。

電話時に何か違和感を覚えたり、電話口にすぐに出てこない業者は、その場で候補から外しましょう。

また3社に絞ることも重要です。なぜならば4社以上の見積りを取るには、1日以上掛かる可能性もありますし、見積り数が多いと、あなたも精神的に疲労するので正確な判断が鈍ってくるからです。

【ステップ③】見積り時に3社とも消臭方法を尋ねる

特殊清掃料金:どうやって消臭?

消臭方法が正解かどうかを確認するではありません。その場でしっかりと基本的な説明ができるかどうかを確認するのです。

この時に担当者が適当なことを言っている風に感じ取れたら、間違いなく死臭消臭の効果は期待できないでしょう。

優良会社は、身内の死という戸惑う状況にいる客様にさらに不安感を与えることは決して行ないません。

しかし、あまりにも流暢に説明する業者も演技力に長けた悪徳会社の可能性もあります。要は一生懸命に説明しているかどうかで、判断するのがいいかもしれませんね。

【ステップ④】見積り金額などの確認

遺品整理:業者に質問

前項目でお伝えした料金相場の範囲外の会社は、お断りしましょう。相場以上に高い会社はもちろんですが、相場以下の激安会社もお断りしましょう。

なぜならば、料金が安いからと依頼すると、大抵の場合はキチンと消臭できないからです。

消臭がキチンとできていないと、後は妙な理屈を付けられて高額なリフォーム料金を支払う羽目になるか、他業者に再び依頼するようになりますので、我慢してお断りしてください。

【ステップ⑤】直感or2番目に安い会社に決める

遺品整理:印象が大事

最後は、あなたの直感で特殊清掃会社を決めましょう。直感を信じて会社を決めるのが、一番優良な会社に当たる確率が高いと思います。

しかし、どうしても自分の直感では決められない場合は、3社の中で2番面に安い見積り金額を提示した会社に決めれば、悪徳な会社に当たる確率は一番低くくなると思っていいでしょう。

安心な特殊清掃会社が見つけられる方法

特殊清掃業界は、まだできてから年月が浅いので、公平な検索サイトやポータルサイトなどはないようですね。

そこで、この項目では、私が考案した安心できる特殊清掃会社が見つかる可能性が高まる方法を伝授します。

【方法①】特殊清掃以外のキーワードでも検索する

例えば、特殊清掃に関連していると思われる「孤独死清掃」「死臭消臭」「腐敗臭消臭」などのキーワードでもネット検索しましょう。。

上位表示されているサイトの特殊清掃会社は、お客様のニーズをしっかりと理解しているので安心できる業者の可能性が高いと思われます。

【方法②】「特殊清掃+地域名」で検索する

はやり孤独死があったところから近い特殊清掃会社のほうが、余計な費用が掛からず料金が適正で、かつすぐに駆け付けてもらえやすいと思うので、何かと安心できますよね。

【方法②】料金表に上限が書かれている会社に絞る

よく見かける料金表は「〇〇円~」とだけ書かれていて、上限金額が書かれていないので安心できませんよね。

よって、もしも上限金額がキチンと書かれているサイトを見つけたら、迷わずその特殊清掃会社に見積り依頼されることをお勧めします。

100%優良な会社でなくてもいいが悪徳会社は絶対に避けるべき

「日程が合わない」「金額の都合が合わない」等で、どうしても優良な会社に依頼できないこともあります。またお客様満足度100%の特殊清掃会社数もごく僅かです。

もしかしたら、当社も含めて100%満足できる優良会社は、全く存在しない可能性もあります。そのため100%の優良な会社を求めず、その期待度を80%前後に留めておきましょう。

悪徳会社対策は、すでにお伝えした「悪徳会社がやっている7つのこと」を実際にやっている特殊清掃会社を避ければ、ほぼ完璧に防ぐことができます。

まとめ

特殊清掃の会社選びの際に、参考にして欲しいことをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。ちょっと抽象的なことが多いので、分かりづらかったかもしれませんね。

もっと分かりやすく説明して欲しい人は、直接当社にお問合せをしてください。いつでもご連絡をお待ちしております。

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田中 翔之助

田中 翔之助

ラストクリーニングの田中 翔之助です。特殊清掃や遺品整理でお困りの方から1つでも多くの「助かった!」を集めるために、そして悪徳被害を少しでも減らすために、インターネットでの情報発信と現場作業で日々奮闘しています!

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