【知っておくべき】戒名のことを調べる際の6つのポイント

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位牌

そういえば、身内の葬儀の際に付けられる戒名って、どんな名前で、どんな風に付けられるのだろうかと気になっていますよね。

この記事では、戒名の基礎知識とそのランク分け、戒名の基本構成、注意点などをお伝えしています。ぜひ参考にしてください。

1.戒名の基礎知識

位牌

まずは、戒名について基礎的なこととして3つお伝えします。いずれも恥をかかないためにも知っておきましょう。

1-1.戒名とは

戒名とは、その文字通り、厳しい戒律に従い、入門した人が授かる名前のことです。つまり、仏教を学びながら、厳しい修行を終え、仏様の教えを学んだ証拠として与えられる名前が戒名なのです。ただ単に死んだときにつけられる名前や墓に入るときの名前ではありません。

1-2.本来、戒名は生前に与えられるもの

戒名は、本来 生前に与えられるものなのですが、時を経て死後に与えられるように変化しました。なぜこのように変化したかは、亡くなっても生者として扱い、仏様の弟子として送るという没後作僧(もつごさそう)という教えからといわれています。

1-3.戒名は宗派によって呼び名が異なる

実は、戒名と同じことを意味する言葉は宗派によって異なります。主な別の呼び名を2つお伝えします。ちなみに戒名は、天台宗・真言宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗での呼び名です。

■法名=浄土真宗での呼び名

浄土真宗の開祖である親鸞聖人が、「私たちは戒を守れない凡人だから」ということで、戒という文字を使わないといわれています。

■法号=日蓮宗での呼び名

日蓮宗では、信者は戒を受けず霊山浄土(れいざんじょうど)に生まれ変わるとされているためといわれています。

2.戒名にはランクがある

仏教は本来、平等を説く教えですから戒名に差別はありませんが、戒名が昔からの習俗の中から生まれていることから、実際には戒名のランク付けがあります。

その理由は、昔は身分制度があり、それが厳格だったからといわれています。その当時は、身分差があるのが当たり前でしたから不満もなかったのでしょう。

それでは一般的なランク付けで高い順から具体的戒名とそれを付けられる人を一覧表でお伝えします。

戒名(ランクが高い順) 付けられる人
院殿号・院号 戒名の中で最高位。お寺を建立するなど社会的に貢献し
信仰が厚かった人に付けられる
道号 悟りを得た者の称号
法号 本来の戒名に当たる名前。格付けが高い人に、院号や道号が付けられる
位号 号(戒名)の下に付けられる。年齢、性別、信仰心などによって変わる
居士・大居士・大姉 居士は院号に、大居士は院殿号に付けられる。居士・大姉は成人以上
の男女で、信仰が厚く社会に貢献した人に付けられる
信士・信女 成人の檀家で、お寺と信仰が深い人に付けられる
童子・童女 3歳から15歳未満の子供に付けられる
該児・該女 4~6歳の就学前の子供に付けられる
嬰児・嬰女 2~3歳の子供に付けられる
水子 死産した胎児に付けられる

3.戒名には4つの基本構成がある

戒名は4つの基本構成で作られています。「院号」「道号」「戒名」「位号」の構成があり、お寺への貢献度や格式などによって区別されることが多いようです。

4.戒名料の相場

仏教団体では、公式には戒名料は存在せず、納めていただくのはお布施であると発表していますが、現実には戒名料なるものがあります。そこで、この項目では、その戒名料の相場をランクごとにお伝えします。地域や宗派、諸事情によりその金額は異なることがありますので、あくまでも目安とお考えください。

【寺院の戒名料相場】

5.戒名を付ける際の注意点

ここでは、戒名のつける際に、ぜひ知っておいてほしい3つの注意点をお伝えしています。

5-1.勝手にランク付けができない

戒名のランク一覧表でお伝えしたように、ランク別に付けられる戒名は、ある程度決まっています。その決定権を持っているのは菩提寺の僧侶になります。いくら高額な戒名料を払うから最高位の戒名を…と言っても、まともな菩提寺では付けてもらえないでしょう。

5-2.戒名には付けてはいけない文字がある

4つの構成のうち「戒名」にあたる部分に、付けてはいけない文字があります。その具体的な文字は以下の5つです。

  1. 難しくあまり使われない字
  2. 意味のない字
  3. 発音の語感が悪い字
  4. 食べ物
  5. 動物(龍など霊獣は除く)

ちょっと、なぜって疑問に感じるのは食べ物と動物ですよね。その付けてはいけない理由は、戒名は悟りを開くための名前だからだそうです。そのため、食や殺生に関することだから駄目なのでしょう。

5-3.戒名は決して必須ではない

故人の希望や金銭的な理由から戒名をつけず、俗名(ぞくみょう)のまま葬儀を行う場合もあります。しかし、戒名がないと菩提寺に納骨できない場合も稀にあるので、よく相談しましょう。逆を言えば、公営墓地や民営墓地では、宗教的観点を除けば戒名は必要ないとも言えます。

6.生前戒名について

近年では、終活の1つとして脚光を浴びている葬儀の生前申込みと同様に、生前戒名も注目を浴びつつあるようです。

生前戒名とは、生前に自分で戒名を決めることです。何も死に対して後ろ向きな気持ちではなく、生きた証として…、人生の転機として…など、前向きな気持ちで生前に戒名を自分に付けられているようです。

しかし一方では、生前戒名はまだ一般的にはないため、葬儀や納骨時にトラブルになることもあるようです。生前戒名についての詳しい情報は、他サイトになりますが、http://www.honkouji.com/seizenkaimyou/ をご覧ください。

7.まとめ

この記事では、戒名の基礎知識とそのランク分け、戒名の基本構成、注意点、戒名料の相場などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。世の中には悪徳僧侶もいると聞くので、戒名の基本的なことを知っておくとその被害を防ぐことができるかもしれません。

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