看取りとは?ベテラン介護士の体験談と在宅看取り時の注意点

終活・お墓・その後に役立つ知識

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看取りとは?ベテラン介護士の体験談と在宅看取り時の注意点
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入院の末、親が余命宣告を受けて、または特養施設から勧められて、看取りという言葉をはじめて知り、その意味を調べているのではありませんか。

今日は、看取りの基本知識、今と昔の看取り場所の違いなどをお伝えします。看取りの意味を知っておくと、今後の不安材料を少しでも取り除くことができます。

看取りとは

看取り(みとり)とは、病人のそばにいて死期まで見守り世話・看病することです。通常は病室で看取りが行なわれます。尊厳死の法制化などもあり、近年では看取りについて関心が高まっているようです。

また近年 要望が増えつつある在宅看取りについては、点滴や人工呼吸器、人工透析などの延命治療を行なわずに、自然な死・尊厳死を前提に世話や看病することです。

看取りを行なうのは主に介護福祉士です

介護福祉区分には、直接介護と生活援助に2つがあり、看取りに繋がるのは当然、直接介護になります。その主な業務には下記4つがあります。

  • トイレの介助
  • お風呂の介助
  • 食事の介助
  • 「立つ」「寝る」「移動」などの援助

直接介護現場の体験談

生活介護から直接介護へ移動になった当初は、特にトイレの介助には、「なんで自分の親でもないのに、こんなことをしなければいけないの?」という気持ちで、嫌悪感しかありませんでした。

最初の数週間は、仕事を辞めることばかりを考えていましたが、ある患者さんから、トイレの介助中に、「〇〇さん、いつも本当に助かるわ。ありがとう。娘や孫には、こんな姿は晒したくないからね。」と言われました。

それ以来は、何だか後ろ向きの気持ちが徐々になくなり、今は患者さんの気持ちに寄り添いながら仕事ができるようになりました。

介護現場の今と昔

1987年に介護福祉士制度ができて普及される以前は、看護婦さんが介護や看取りも行なっていました。看護婦の仕事と言えば治療のサポートですので、どうしても介護や看取りは、おざなりにされていたようですね。

そのため、要介護の人たちは、排便の垂れ流しなどの今では考えられない劣悪な環境で過ごされていたようです。

しかし、2020年現在では、国を挙げて介護などの福祉環境改善に取り込んできた結果、要介護の一人ひとりに合ったサービスを決め細く提供できるようになっています。

介護福祉士になるための準備

看取りや介護の仕事に就きたい人は、介護福祉士の国家資格が必要ですので、やはり講座や研修を受けるなどの準備をされる方がいいでしょう。

参考までに、介護福祉士の資格取得を支援しているサイト情報を載せておきますね。

サイト名 まなびネット
電話番号 0120-555-212
URL https://www.e-nichii.net/
サイト名 ユーキャン
電話番号 0120-294-459
URL https://www.u-can.co.jp/
サイト名 Brush up 学び
電話番号 0120-789-760
URL https://www.brush-up.jp/

 

在宅看取り時の注意点

自宅で最期を迎えたいという本人の希望で、在宅で看取りを行おうとする際は、下記4つに注意する必要があります。

  1. 本人と家族が共に「自宅で最期を迎えたい」という強い意思があること
  2. 在宅医や訪問看護の医療チームが整うこと
  3. 家族や介護サービスによる協力ができること
  4. 医療と介護が24時間体制でできること

上記4とも同時に実現するには、かなりの費用と時間と体力、それに精神力が必要になるので、多くの場合は、病院または介護施設での看取りが行われているのが現実です。

看取り場所の今と昔

1955年時点では自宅でも看取り率は76.9%あったが、2009年時点ではその率は12.4%まで低下しています。一方 病室での看取り率は12.3%→78.4%と増加しています。

看取り場所の移り変わり

【看取り場所①】病室

1955年時点:12.3%

2009年時点:78.4%

【看取り場所②】自宅

1955年時点:76.9%

2009年時点:12.4%

【看取り場所③】老人ホーム

1955年時点:データなし

2009年時点:3.2%

【看取り場所④】診療所

1955年時点:3.1%

2009年時点:2.4%

【看取り場所⑤】老人健康施設

1955年時点:データなし

2009年時点:1.1%

【看取り場所⑥】その他

1955年時点:7.7%

2009年時点:2.4%

(人口動態統計年報より)

病室での看取り率が80%以上

2015年現在日本では、病室での看取り率が80%を越えているといわれています。世界的に見ても病室での看取り率が80%以上というのは、類を見ないほど高いようです。

なぜこのように病室での看取り率が高くなったのかは、私の主観ですが、次の3つにあるのではと思います。

  1. 世界有数の医療技術
  2. 医師への信頼度の高さ
  3. 国民の経済的な豊かさ

一方 看取られる人の要望は、圧倒的に病室より自宅が多く71.7%の人が自宅で看取られることを望んでいます。

看取り場所の変化

出典 http://suumo.jp/

在宅看取りは簡単ではない

病室での看取りが普通となっている現在で、在宅看取りは非常に手間が掛かりより多くの準備が必要になってきます。

本人/家族/医療者の三位一体が必要

在宅看取りには本人希望と家族希望を確認後、本人が終末期であることを医師が診断することが必須です。

また家族だけの世話や介護では困難なので、往診していただける医師、訪問看護師さらに介護も考慮するとケアマネージャーなどの介護者とも連絡を密にしておく必要があります。

心構えが必要

病室で看取りする場合は死後の処置などは看護師が行ないますが、在宅看取りでは遺族が行なうのが普通です。そのため遺体が変化する様子の説明を受け、心構えをしておきましょう。

また清拭やエンゼルケアなどの備えも必要です。より在宅看取りについて知りたい人は、http://www.tampopo-clinic.com/ にお問合せください。

話し合いで看取り場所を決めておこう

自宅で看取られるのが理想という人もいれば、病院のほうが安心で介護施設でゆったりと過ごしたいという人もいるはずです。

人生の最期を過ごしたい場所について、できるだけ健康なうちにしっかりと親子や夫婦、兄弟で話し合っておきましょう。

看取り介護が増加した理由と課題点

ここでは、特養施設において看取り介護が増加した理由と課題点についてお伝えします。

増加理由① 介護報酬に看取り介護が加算されたから

平成18年4月より介護報酬に看取り介護が加算されました。そのため多くの特養施設では積極的に看取り介護サービスを取り入れるようになったので増加したと思われます。

増加理由② 自然死という考え方が広まったから

平成22年ごろから自然死という考え方が広まってきているといわれています。その結果 病院で亡くなるのではなく、介護施設等で亡くなる人が増えて看取り介護が増えつつあります。

課題点① 看護との連携不足

ほとんどの特養施設では夜間には看護師もいなく、医師も常勤医ではなく非常勤医しかいないので、死亡したタイミングによってはすぐに死亡確認ができないなどの課題が発生している。

また自然死に理解のない医師が救急搬送を依頼して、意に反して病院で亡くなるケースもあるようです。

課題点② 看取り体制が不鮮明

遺族からすると看取り介護を依頼しているので亡くなる瞬間も見守ってもらえると思われますが、実際は特養施設によって看取り体制に大きな違いがあるようです。

気付いたら死亡していたケースも多々あるようです。看取り介護を依頼される場合は、最低でも上記の課題点はしっかりと確認してから依頼しましょう。

看取り士について

看取り士

出典 http://www.kushiroh.rofuku.go.jp/

近年 注目を集めている看取り士について基本的なことをお伝えします。

看取り士とは

余命宣告を受けた人が病院ではなく、住み慣れた自宅やご本人が希望する場所で、自然で幸せな最期を迎えられるために旅立つ方の「心」「魂」に寄り添い、その調整役・相談役などを担当するのが看取り士です。

自宅に帰らせてあげたい、自宅で看取りたい。でも詳しいことはわからない…、そんな皆様の心の支えになります。最期の時 どう対応すべきか家族として取るべき行動をお伝えできます。

職業としての将来性

ご存じの通り高齢化が年々進んでいますし、延命処置を希望しない自然死も年々注目を集めつつある現状を踏まえると、看取りの需要を大きく伸びると思っていいでしょう。

まだ需要が少ない今から看取り士になり、経験を積んでおくと将来大いに役立つでしょう。

看取り士養成講座

看取り士という名称は、一般社団法人「日本看取り士会」http://mitorishi.jp/ の登録商標です。看取り士というからには資格ですので、養成講座を受けて資格を取得する必要があります。

4泊5日の宿泊型の講座を修了すると「看取り士」資格が認定されます。受講料は218,000円(税込)で、講座・テキスト代・玄米菜食の食事費・宿泊費・認定料が含まれています。

さらに詳しい情報は、http://mitorishi.jp/ をご覧ください。

一般的な葬儀の流れについて

この記事でお伝えしたこと以外に一般的な葬儀の流れについても知っておくとより理解が深まります。詳しくは「一般的な葬儀終了までの流れとその後に行なわれる5つのこと」でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、看取りの基本知識、今と昔の看取り場所の違いなどをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?この記事で少しでもあなたの不安材料が取り除ければ幸いです。

【葬儀費用について】
いくら身内の不幸とはいえ、やはりその葬儀費用が気になりますよね。およその金額を知っておけば自ずと安心できるものです。そこで「葬儀タイプ別の費用相場とできるだけ安くできる方法」では、一般的な葬儀費用の相場などをお伝えしていますので、興味がおありの人はご覧ください。
【葬儀会社の選び方】
葬儀会社の中には、ドンブリ勘定で見積りをしたり、粗末な葬儀を行なうところもあります。そんな会社に依頼すると、故人に申し訳が立たないだけでなく、親族や関係者にも恥をかくことにもなりかねません。そんな事態を避けるために「葬儀会社を選ぶ際に絶対知っておくべき5つのポイント」をぜひ参考にしてください。
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田中 翔之助

田中 翔之助

ラストクリーニングの田中 翔之助です。特殊清掃や遺品整理でお困りの方から1つでも多くの「助かった!」を集めるために、そして悪徳被害を少しでも減らすために、インターネットでの情報発信と現場作業で日々奮闘しています!

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