親や子ども、親戚が亡くなって無事葬儀が終わったが、まだ辛い気持ちの中、その遺品の片付けや整理、処分をしなければならない。
しかし遺品量が多いので、自分たちでは時間的にも体力的にも到底できない。
そこで遺品整理業者に依頼しようと思っているが、どのように遺品整理業者を選べばいいのかが、全く分からなくて困っているのではないでしょうか。
今日の記事では、遺品整理の基本的な意味をはじめに、一円も損しないで遺品整理業者を選ぶ手順と遺品整理のやり方、遺品整理の実例、お客様の声等を詳しくお伝えします。
遺品整理とは
故人が遺した家財道具などの品物を整理や処分することを遺品整理といいます。また遺品整理は遺品の処分を専門に行なう業者やサービスを指す名称にもなっています。
近年、遺品整理を業者依頼するのが一般的
近年では、超高齢化社会に伴い独居の老人が急増するなかで、相続人も高齢で遺品整理を自分でできないケースや、相続人見つからないといったケースもみられるようになっているため、遺品整理を専門業者にお願いすることが一般化されてきました。
ほんのひと昔前までは、親族の遺品整理を業者に依頼することは恥ずかしいとされてきましたが、特に都市部では、もはや遺品整理業者はなくてはならない存在になりつつあります。
地方では親族等で遺品整理を行なっている
一方、地方では、住まいの周辺は地元の人が大多数を占めています。そのため、まだ近所付き合いや人との繋がりが強いので、故人の遺品整理は親族や近隣住民で行なわれるケースが多いようです。
遺品の運搬や処分などは、必ずといっいいほど、知り合いの中に、リフォーム会社や建設業を営んでいる人がいるので、その人たちがメインで行なわれているようですね。
私たちが行なっている遺品整理のやり方
次に、参考までに私たちが行なっている基本的な遺品整理のやり方を紹介します。自分で遺品整理をされようと思われている人は、ぜひ参考にしてみてください。
貴重品や思い出の品等を探し出し形見分けをします
貴重品や思い出の品、場合によってはレンタル品を探し出し取り置きします。
貴重品はタンスや机の引き出しやテレビ台の中などによくあります。また思い出の品は本棚にあることが最も多いです。
衣類や書類など種類ごとに分別し整理します
可燃物・不燃物・リサイクル品(金属品、衣類、書類、家電など)・個人情報類に分けて整理します。
引き出しやダンボール、押入れの中はもちろん、床下収納庫や天井裏、庭にある物入れまで、すべての遺品を手にとって目で確認しながら分別整理します。
リサイクル品を搬出し運搬する
家電製品や衣類、書類、金属品を搬出しトラック車両に載せてリサイクル店舗へ運搬します。
個人情報の適切な処理
個人情報が記載された紙類は、専門の処理工場へ搬入します。
残りの可燃物や不燃物、粗大品を処分します
残りの可燃物や不燃物、粗大品をトラック車両に載せて、それぞれの処分工場へ運搬します。
簡単な清掃
遺品整理作業の際に発生したホコリやゴミなどを掃除機やほうきで簡単に清掃します。ご希望があれば本格的なハウスクリーニングにも対応しています。
私たちが行なった遺品整理の事例
ここでは、依頼者から許可を頂いたうえで、実際に私たちが行なった遺品整理現場の事例写真を5つ挙げています。
遺品整理の事例①
間取り | 2DK |
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亡くなった人 | 51歳の女性 |
依頼者 | 亡くなった人の子供 |
遺品整理の内容 | ・遺品の整理と回収 ・簡単な清掃 |
作業時間 | 約7時間30分 |
遺品整理の料金 | 209,000円 (総額・消費税別) |
遺品整理の事例②
間取り | 3LDK |
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亡くなった人 | 66歳の女性 |
依頼者 | 亡くなった人の妹 |
遺品整理の内容 | ・遺品の整理と回収 ・貴重品の探索 ・簡単な清掃 |
作業時間 | 約3日間 |
遺品整理の料金 | 658,000円 (総額・消費税別) |
遺品整理の事例③
間取り | 2K |
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亡くなった人 | 70歳の男性 |
依頼者 | 亡くなった人の子供 |
遺品整理の内容 | ・遺品の整理と回収 ・貴重品の探索 ・簡単な清掃 |
作業時間 | 約2日間 |
遺品整理の料金 | 458,000円 (総額・消費税別) |
遺品整理の事例④
間取り | ワンルーム |
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亡くなった人 | 75歳の男性 |
依頼者 | 亡くなった人の親戚 |
遺品整理の内容 | ・遺品の整理と回収 ・簡単な清掃 |
作業時間 | 約5時間 |
遺品整理の料金 | 188,000円 (総額・消費税別) |
遺品整理の事例⑤
間取り | 1K |
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亡くなった人 | 81歳の女性 |
依頼者 | 亡くなった人の兄 |
遺品整理の内容 | ・遺品の整理と回収 ・貴重品の探索 ・簡単な清掃 |
作業時間 | 約6時間30分 |
遺品整理の料金 | 208,000円 (総額・消費税別) |
遺品整理を依頼されたお客様の声
ここでは、私たちラストクリーニングに遺品整理を依頼された多くのお客様の中から感想などの声を一部抜粋してみました。
お客様の声①
つい先日、遺品整理を頼んだ○○○○です。母が亡くなり住んでいた家をどうしようかと悩んで所、助けていただき、本当にありがとうございます。
形見分けまではよかったのですが、その後のいろいろな手続きなどは、やはり長男である私がしなければならなくて、参ってしまいました。
何とか国民年金などの手続きは自分で出来たのですが、母が住んでいた家財の処分は、どうすればいいのか、妹たちは全く当てにならないし悩んでいました。
そんな時、息子からパソコンで検索してみたら言われて、そしたらお宅のホームページにたどり着いたのです。業者の方ってどんな人が来るのか不安でしたけど、来られた方はごく普通で感じが良く安心できました。
作業手順を簡単に説明してもらい、納得できる料金でしたのですぐにお願いすることに決めました。部屋の遺品はすべて回収してもらいスッキリし、これでやっと長男としての肩の荷が降りました。
お客様の声②
先日、遠い親戚にあたる方が亡くなりました。
正直あまり交流はなかったものの、一人暮らしでご家族もおらず、親戚と呼べる人も私たちも一番近かったようです。昔は多少なりともお世話になったこともあり、簡単ながら葬儀を終えて、残りは遺品の整理ということになりました。
知人の知人という方が、以前こちらでお世話になったことがあり、信頼のおける業者さんだということを聞いておりましたので安心して問い合わせすることができました。
遺品の整理などをどうしたらよいものか全く分からなかったのでアドバイスを受けながら作業を進めていくことになりました。とても誠実に対応していただきながらでしたが、料金がとてもリーズナブルであったことと、追加料金なども一切かからなかったので本当に助かりました。
思っていたよりも実に早く作業が完了したことに驚きながらも感謝の気持ちでいっぱいです。ご近所のご迷惑にならないよう、気を配りながらのスムーズな作業をしてくださったスタッフの方々にも感謝しております。
最後には部屋をきれいに掃除までしていただき、家主さんへ滞りなく部屋をお返しすることが出来ました。ありがとうございました。
お客様の声③
一人暮らしをしていた叔母が亡くなり、家族を持っていなかった叔母の身内は私の母だけだったので母が一切を行うことになりました。
とりあえず葬儀は無事に済ませたのですが、問題は部屋に残っている遺品の整理でした。借家で月末まで1週間ほどで時間はほとんどないと言った状況でした。
叔母の家は、私たちと離れていたために通える距離でもなく、安心できる業者さんはないかネットで調べてと母から頼まれたので探していたところ、こちらのラストクリーニングさんを見つけました。
母は部屋の片付けなどは得意な方なのですが、叔母の家には生活道具一式まるまるそのままだったので、葬儀などで疲れていたということもあり流石の母もお手上げ状態だったようです。
遺品整理として思い出の品や貴重品だけを持って帰り、あとはラストクリーニングさんにお願いできるのだったら頼もうということになりました。
正直わたしはこういった部屋の片付けなどをする業者にあまり良い印象を持っていなかったのですが、電話での対応が良かったので無料見積もりに来てもらい、その時の対応と妥当な料金に安心したので即お願いすることにしました。
なによりも安心感を与えてくれたことと、スピーディーに適切に遺品整理してくれたことに母と共に本当に感謝しています。
失敗しないための遺品整理業者の選び方
この項目では、ネットを使った失敗しない正しい遺品整理業者の選び方を時系列順にお伝えします。この通りの方法で遺品整理業者を選べば大きな失敗をすることはありません。
ネットで遺品整理業者の情報を検索する
あまりにも多くの遺品整理業者が検索されたら、都道府県名も含めて検索してみましょう。
そうすれば、該当地域を営業エリアにしている実際に遺品整理を依頼できる業者だけが検索されます。
電話で様子を伺う
業者サイトの内容から、自分の希望と近い業者に電話をして様子を伺ってみましょう。
先ほどもお伝えしましたが、サイト内容と実際の電話対応が大きく異なることは、この業界ではよくあることです。
見積り先を3社に絞る
数社ほど電話で様子を伺ったら、業者サイトと電話応対の内容がほぼ一致している業者から見積り先を3社に絞りましょう。
3社の理由は、1日で見積りできるのが時間的に3回程度であることと、4社以上に見積もりを依頼すると精神的に疲労してしまい、業者選びを妥協してしまう恐れが出てくるからです。
見積り依頼の電話をする
この段階で、実際に電話をして正式に見積もりを依頼します。
もちろん、この電話でも様子チェックは忘れずに。正式な見積り依頼を受けると、業者側も気が緩んでつい本性を見せてしまう業者もいますので要チェックです。
見積り開始時に担当者の様子をしっかり観察する
まずは、見積り担当者にサイトの隅々まで見ていることをさりげなく伝えましょう。そしてサイト内に書かれていたことに触れて簡単な質問をしてみてください。
その際に担当者の目が泳いでいたり、面倒臭そうな素振りをしないかを確認しましょう。もちろんそのような態度をした業者には遺品整理を依頼されないほうがいいでしょうね。
見積り担当者に作業内容等を確認する
いくらサイト内容と電話応対の内容が一致していても、実際に行なう遺品整理の作業内容が伴っていないと全く意味がありませんよね。
見積もり担当者にしっかりと遺品整理の作業範囲や作業日数、料金等を確認しましょう。
無論、その作業内容は口頭だけでなく見積書等に記載して、証拠として残せるようにするのは当然です。
正式に遺品整理業者一社を選ぶ
担当者の態度、遺品整理の作業内容、料金等を総合的に判断して一番自分の希望に近い業者に正式に遺品整理を申込みましょう。
もしも迷ったら自分の第一印象を信じて決められることをおススメします。なぜならば、今までにも経験があると思いますが、必要以上に迷うと間違った選択をしがちになるからです。
遺品の中にはお金に換えられる家具や家財もあります
次に、少しでも遺品整理に掛かる費用を抑えるために、売れる遺品と売れない遺品、遺品の買取時の注意点などをお伝えします。
売れる遺品リスト
- 骨董品
- ブランド品
- 貴金属/宝石
- 着物
- 家電製品(製造3年以内)
- 本
- 美術品
- 金券/切手/古札
- カメラ
- 楽器
- 車バイク
- お酒
- レコード/DVD
売れない遺品リスト
- 家具(有名メーカーは除く)
- ベッド(新品も含む)
- 日用品/消耗品(新品も含む)
- 食料品(新品も含む)
- 下着(新品も含む)
- 金庫/消火器(新品も含む)
遺品の買取りは遺品整理業者ではダメ
よく遺品整理業者のホームページでも「買取りもやっています!」みたいに告知されていますが、絶対に遺品整理業者に遺品買取りを依頼してはいけません。その理由は以下の3つです。
買取り金額が低くなるから
遺品の中には、骨董品やダイヤ、ブランド品など、その専門の目利き力がないと適切な買取り金額を出せないものが多くあります。
遺品整理業者には、そんな目利き力はないで、リスクを恐れて低い買取り金額を提示することが通常です。
買取り対象の遺品が限られているから
特に古書や着物などは、ものによっては高額な買取り金額の値がつくことは稀にあります。
例えば歴史的著名人からの手紙や、江戸時代の富豪や豪農の嫁入り着物などは、数十万円~数百万円の値がつくこともあるようです。
しかし遺品整理業者のほとんどは、古書は古紙として、着物は衣類として、資源リサイクル品として無料で引き取るのが関の山です。
運搬手数料を取られるから
遺品整理業者が遺品を買取った後も、結局は買取り専門店に持込み、依頼するのが普通です。
当然、店舗まで遺品を運搬しなければならず、その人件費やガソリン代が掛かってしまいます。
そのため、あらかじめ、その運搬手数料を差し引いた遺品の買取り金額を提示することになり、運搬手数料分ほど低い金額になっています。
遺品買取について、詳しく知りたい人は「買取してもらえる遺品の一覧表と業者の選び方と上手な交渉術」でお伝えしています。
このようにお金に換えられる遺品はすべて売ったあと、売れない遺品がある場合は、次項目でお伝えしているように遺品整理業者を選んで依頼しましょう。
一円も損しないで遺品整理業者を選ぶ手順
そして次に、ネットを使って一円も損しないで遺品整理業者を選ぶ方法を順を追ってお伝えします。
下記の方法で遺品整理業者を選べば、損をする可能性は限りなくゼロに近くなります。
ネットで遺品整理業者の情報を検索する
あまりにも多くの遺品整理業者が検索されたら、都道府県名も含めて検索してみましょう。
そうすれば、あなたの地域を営業エリアにしている実際に遺品整理を依頼できる業者だけが検索されます。
また不用品回収=遺品回収も行なっている業者は避けたほうがいいでしょう。その理由は「遺品回収のおススメ業者一覧表と騙されない為の見分け方」で詳しくお伝えしています。
電話で様子を伺う
業者サイトをみて気になる業者に電話をして様子を伺ってみましょう。サイトイメージと実際の電話対応が大きく異なることは、この業界ではよくあることです。
また電話口に5コール以内に出ない業者は、候補から除外したほうがいいでしょう。
見積り先を3社に絞る
数社ほど電話で様子を伺ったら、業者サイトと電話応対の内容がほぼ一致している業者の中から見積り先を三社に絞りましょう。
3社の理由は、1日で見積りできるのが時間的に3回程度であることと、4社以上に見積もりを依頼すると精神的にも体力的にも疲労してしまい、集中力がなくなり業者選びを妥協してしまう恐れが出てくるからです。
見積り依頼の電話をする
その三社に再び電話して正式に見積もりを依頼します。もちろん、この電話でも様子チェックは忘れずに。
正式な見積り依頼を受けると、業者側も気が緩んでつい本性を見せてしまう業者もいますので要チェックです。
(例)
- 丁寧語でなくなる。
- 見積もり日時を勝手に決めるなど。
現地見積り時に担当者の様子をしっかり観察する
現地見積もりの当初は、見積り担当者にサイトの隅々まで見ていることをさりげなく伝えましょう。
そしてサイト内に書かれていたことに触れて簡単な質問をしてみてください。
その際に担当者の目が泳いでいたり、面倒臭そうな素振りをしないかを確認しましょう。もちろんそのような態度をした業者には遺品整理を依頼されないほうがいいでしょうね。
見積り担当者に支払い方法や作業内容等を確認する
いくらサイト内容と電話応対と担当者の態度のイメージが一致していても、実際に行なう遺品整理の作業内容が伴っていないと全く意味がありませんよね。
見積もり担当者にしっかりと遺品整理の作業範囲や作業日数、料金等を確認しましょう。
今1つ不安を感じるようでしたら、その内容を口頭だけでなく見積書等に記載したほうがいいかもしれませんね。
正式に遺品整理業者1社を選ぶ
担当者の態度、遺品整理の作業内容、料金等を総合的に判断して一番自分の要望に近い業者に正式に遺品整理を申込みましょう。
もしも迷ったら自分の第一印象を信じて決められることをおススメします。
なぜならば、あなたにも経験があると思いますが、必要以上に迷うと間違った選択をしがちになるからです。
悪徳遺品整理業者の傾向と対策
悪徳業者はどの業界にも存在しますが、特に遺品整理業界では悪徳業者の比率が高いようです。
この項目では、私が知っている悪徳業者の傾向とその悪徳被害に遭わないための対策をお伝えします。
傾向①
電話口で費用目安さえ絶対に言わない
安い金額をいうと見積り時に揉めることになり、高い金額をいうと見積り自体を依頼されなくなる。
そこで悪徳業者は、出張見積りにありつけられて、尚且つボッタクリ金額を提示できるように、絶対に電話口では目安の金額さえ言いません。
【対策】
無論、万単位の費用目安は電話でお伝えすることはできませんが、電話でも何十万円~何十万円などの大きな金額幅がある費用目安を伝えることは可能です。
その十万単位の費用目安さえ知らせない悪徳業者には、見積もり依頼をしないことが最も有効な悪徳被害対策です。
安い金額を期待して見積もり依頼すると、次でお伝えする悪徳手口が待ち受けています。
傾向②
現場見積りの際、依頼しないと帰らない
見積り金額が合わなくて断っても悪徳業者はスンナリ帰りません。
懐具合を見ながらじわりじわりと値引きしてきたり、受注しないと事務所に帰れないと泣きつかれたり、ずっと無言のまま部屋に居座ることもあります。
【対策】
電話での見積もり申込み時にお断りする可能性をしっかりと伝えることで、ほとんどその悪徳手口は防ぐことができます。
しかし、たちの悪い業者は「そんな話は聞いていない」と開き直ることもあるので要注意です。そうなるともうあなたの直感に頼らざるをえないかもしれません。
傾向③
身勝手な理由で追加請求をする
「思っていたより遺品量が多かった」「待ち時間が長くなったから」「路上駐車違反で切符を切られたから」等で追加費用を請求してきます。
これらはほとんど業者側の落ち度ですが、悪徳業者にその理屈は通用しません。
【対策】
現地見積もり時に「こちらから追加依頼しない限り、いかなる追加請求をしない」ことをしっかりと確認しましょう。
確認したにもかかわらず、それでも追加請求された場合は、キチンと確認したことを伝え、絶対に支払わないことが重要です。
傾向④
キャンセル時に二重三重請求する
キャンセルすると、キャンセル料のほかにキャンセル料を受取りに来る際の交通費や人件費も加算して請求する業者もいます。
また作業途中に追加費用を請求されキャンセルすると、途中までの基本料金や人件費は仕方がないと思います。
さらに元の状態に戻す作業費も請求され、本来の見積り金額とさほど変わらない金額を支払うことになります。
【対策】
現地見積もり時でのキャンセル金額の確認はもちろんですが、キャンセルするタイミングによる金額の違いも確認しましょう。
でも一番有効な対策は、絶対にこの遺品整理業者ならキャンセルすることがないと思われる業者を選ぶことです。
傾向⑤
遺品をゴミや不用品として扱う
例えば、遺品を2F窓からトラック荷台に投げ入れたり、遺品を無造作に足で蹴ったりと、遺族の感情を全く理解していない、いや理解しようともしない業者もいます。
【対策】
不用品回収業務や便利屋業務も提供している遺品整理業者には見積もり依頼をしないことが一番良い対策です。いくら見積もり担当者が誠実な人でも実際に作業を行なう人は別な場合がほとんどです。
その作業人が普段、不用品回収の作業ばかりしているとどうしても雑な遺品整理作業になってしまいます。業者サイトのメニュー欄に不用品回収や便利屋という言葉がある業者は避けたほうがいいでしょう。
激安料金の遺品整理業者が安心できない3つの理由
少しでも安く遺品整理をしてくれる業者を探されるお気持ちはよく理解できますが、あまりにも料金ばかりに意識を捉われると大きな落とし穴に落ちることがあります。
それを未然に防ぐためにも、なぜ激安遺品整理業者が激安なのかの理由を知っておきましょう。
理由①遺品回収しかできないから
遺品の中身を1つ1つ確認し、種類ごとに分別する遺品整理作業には、多くの時間と人手が必要になります。当然その費用は遺品整理料金に反映されます。
一方、遺品回収は、不用品回収と同様にあまり遺品の中身を確認せず、淡々とトラックに積んで回収して完了です。つまり、時間も人手も遺品整理とかなり少ないので激安が可能なのです。
そのため、ちゃんと安心できる遺品整理業者の料金は決して激安になることはありません。遺品整理と遺品回収との違いは「遺品回収のおススメ業者一覧表と騙されない為の見分け方」で詳しくお伝えしています。
理由②未経験のバイトが作業するから
キチンとした安心できる遺品整理を提供するには、実際に作業する人にも遺品整理の経験やノウハウが必須です。
その経験やノウハウの取得には、多くの時間つまり人件費等の多くの費用が必要なので、遺品整理料金は激安になることはまずありません。
激安遺品整理業者は、その費用負担を嫌ってほとんど遺品整理の経験がないアルバイトを使用して利益を確保しています。そのため激安で遺品整理らしきサービスが提供できるのです。
でもキチンと遺品整理ができない業者は、はたして遺品整理業者と呼んでいいのでしょうか。
理由③不法投棄のおそれがあるから
遺品整理料金の内訳の1つに遺品処分費があります。業者ごとにその割合は異なると思いますが、その割合は通常2割~5割が目安といわれています。
もしもその遺品処分費がゼロだったら、激安で遺品整理サービスを提供できますよね。
しかし、そのようなことができる唯一の方法は遺品の不法投棄しかありません。激安遺品整理業者は、そのほとんどが不法投棄業者と捉えていいのかもしれません。
業者による不法投棄が発覚した場合、その遺品から個人情報が特定されれば、最悪の場合、不法投棄の事実を知らなくてもあなたにも疑いが掛けられます。
はたして、あなたはこのような激安遺品整理業者で安心できますか?
遺品整理料金表には3つの騙しテクニックが潜んでいる
上記のような料金表をネット上で数多く見つけることができますよね。
しかし、実はその料金表には下記の3つの「騙しテクニック」が潜んでいるのは気付かれていますでしょうか。
この項目では、その「騙しテクニック」の内容を詳細にお伝えしています。
騙しテクニック①
上限金額が書かれていない
料金表の金額の後に「~」「から」や「より」とだけ書かれている場合は、騙しテクニックが潜んでいる可能性が高いです。
「ワンルーム33,000円~」や「ワンルーム29,000円より」などと、激安の数字を記載することで「ここは安いかも」と錯覚させて、とにかく現地見積り依頼に誘導している業者です。
よ~くとみてください。どこにも「ワンルームの遺品整理料金は29,000円です」とは明示されていません。実際に見積りを取ると29,000円になることはまずないでしょう。
【当社の場合】
遺品整理というオーダーメードに近いサービスのため、どうしても大きな金額幅になってしまいますが、上限金額をキチンと明示しています。
実は、売上アップという観点からは、上限金額を書かないほうがいいのです。しかしお客様を結果的に騙してしまう行為は、私自身が夜眠れなくなるのでやりたくないのです。
騙しテクニック②
総額が書かれていない
ネットで見かける「ワンルーム基本料金29,000円」「出張料金・交通費は無料」などと記載されている料金表にも騙しテクニックが潜んでいます。
あなたが一番知りたいのは、遺品整理料金の総額ですよね。それなのにわざわざ基本料金などを目立つように記載していることは、見積り時に他名目で料金を追加できるように伏線を張っているのです。
確認すべき点は「総額」という文字が書かれているかどうかです。料金表に総額が書かれていない業者に見積もりを取ると、当然、見積金額の総額がワンルーム29,000円になることはないでしょう。
【当社の場合】
料金表の中もしくは注意書き部分に必ず総額であることを明示しています。ただし消費税は、率が変わるので除いています。
騙しテクニック③
特別料金やキャンペーン価格と表記
料金表ページ内に目立つように書かれている「特別料金」や「キャンペーン価格」という文字を見たことはありませんか。
ここにも騙しテクニックが潜んでいます。お客様の声などで「特別料金33,000円でした。」などと記載されているもあります。
特別料金とは、文字通り特別な価格なのですから、その特別の内容は、期間限定だったり、地域限定だったり、顔写真掲載のモニター料金だったり等があります。キャンペーン価格もその意味合いは同様です。
実際に見積り依頼したら「今回は通常料金になりますので○○万円です」ってことになり、特別料金の3倍以上になることもあるようです。
【当社の場合】
お客様によって料金に差をつける「特別料金」や「キャンペーン価格」の設定は行なっていません。たとえリピータの人でも新規のお客様と同じ料金で遺品整理サービスを提供しています。
また当然ですが、ぼったくり業者間では横行している大幅な値引きも行なっていません。
これ以降の記事内容は、遺品整理会社で仕事を探している人や遺品整理の資格やブログに興味がある人向けになっています。
興味はおありの人だけ読み進めてください。
遺品整理会社の求人募集先が見付けられる5つの方法
この項目では、実際に当社に面接に来られた経緯を元に、遺品整理会社の求人募集先が見付けられる方法を5つ挙げていますので、参考にしてみてください。
①求人情報がネット掲載されている場合
遺品整理会社サイトの中で、会社概要ページや問い合わせページに求人情報が掲載されている場合がありますので、このチェックは必須です。
またいろいろな職種を扱っている求人専門サイトに登録をして、検索してみることで求人情報が見つかることもあります。
求人専門サイト
サイト名 | タウンワーク |
---|---|
URL | https://townwork.net/ |
サイト名 | indeed |
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URL | http://jp.indeed.com/ |
サイト名 | イーアイデム |
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URL | http://www.e-aidem.com/ |
サイト名 | an |
---|---|
URL | http://weban.jp/ |
サイト名 | ディーナビ |
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URL | http://d-starjob.com/ |
②最寄りのハローワークに行ってみる
キチンとした遺品整理会社であれば、ハローワークに求人登録していることもあります。
特にアルバイトではなく正社員として仕事を探されているのならば、必ずハローワークに足を運びましょう。
全国のハローワーク所在地一覧表 | http://www.mhlw.go.jp/ |
---|---|
ハローワークでの仕事の探し方 | https://www.hellowork.go.jp/ |
③地域の求人チラシをチェックする
時々、自宅のホストに求人チラシが投函されていることはありませんか。また新聞をとられている場合は、新聞紙に挟まれた折込チラシ中にも求人チラシが紛れていますよね。
意外とこの求人チラシに遺品整理の求人募集が載っている場合があります。
ただし遺品整理という言葉は、まだ一般的ではないため、不用品回収や住宅サービス、清掃などの言葉で募集されていることがありますので、見逃さないようにしましょう。
④求人情報誌を手に入れる
コンビニやスーパー、駅などに置かれている求人情報誌にも遺品整理の求人情報が掲載されている場合があります。
新しい求人誌が、いつ店頭に置かれるのかを調べて、最新の求人情報を手に入れるようにしましょう。
なぜならば、いくら遺品整理の求人を見つけても、すでに募集が締め切られていたら意味がありませんからね。
⑤友人や知人に聞いてみる
意外にも実際に遺品整理会社に就職されている人は、友人や知人の紹介からが多いように感じます。
あなたの友人や知人が直接、遺品整理会社と関係がなくても、そのまた友人や知人などに遺品整理会社と関係がある人がいるかもしれませんよね。
そのため遺品整理の仕事に興味があると、あなたの友人や知人に伝えておけば、もしかしたら遺品整理会社のほうから求人のお話が来るかもしれません。
※探し続けることが一番重要です
上記5つの遺品整理の求人募集先の見つけ方をお伝えしましたが、そのいずれも数週間で見つかるものではありません。
短くても数ヶ月、長ければ1年~2年は探し続けるつもりで求人情報を探し続けることが遺品整理の仕事に就けるコツです。
あせらずにじっくりと職探しをされて本当に自分に合った遺品整理会社を見つけてください。
遺品整理会社が求めている人材の3大必須条件
この項目では、近年、遺品整理会社が積極的に求めている人材タイプを3つお伝えしています。
どれか1つでも当てはまらない人は、遺品整理で職を探すことは難しいでしょう。
①運転免許を取得済みであること
遺品を整理することにおいて、遺品を住宅から処分工場や倉庫などに運搬することは必須です。
そのためどうしてもトラックを運転できる人が優先的に採用されます。何も特別な大型免許が必要なわけではありません。普通自動車免許で十分です。
②健康的で体力に自信があること
遺品の中には、タンスや冷蔵庫など大きくて重量がある物もあります。無論それらもトラックへの積込みが必要になるので、かなり体力勝負な作業になります。
またエレベーター無しのマンションでの遺品整理の場合は、階段を何十回も上り下りすることもあります。
そのため遺品整理作業には体力も必須で体力がない人は長続きしないでしょう。
③一般常識があり礼儀正しいこと
あなたも感じておられると思いますが、遺品整理業界は世間的には怪しいブラックな業界と思われています。
また実際に一部そのような一般常識がない強面の作業人がいるのも事実です。
そのような業界イメージを払拭するために、近年、会社側は積極的に一般常識がり礼儀正しい人を優先的に採用しています。
遺品整理師の資格を取得してもそのメリットは少ない
「遺品整理師」の資格とは、ある一般社団法人が提供している資格です。
一般社団法人というと、何だか利益を追求しない公的機関にように感じると思われますが、そんなことはありません。
一般社団法人を設立するのに、特別な国家資格や経験、許認可などは必要ありません。
「一般社団法人=普通の会社」です
実際には、遺品整理師の資格は、ある1つの一般社団法人がより安定的な収入を確保できるように立ち上げた複数ある資格の1つに過ぎません。
ほとんどの方であれば、だれでも一般社団法人を設立することはできるので、「一般社団法人=普通の会社」といっても過言ではありません。
つまり一般社団法人は自己メリットを追求する株式会社と大きな違いはありません。
参考URL → http://ishs.office-segawa.com/
「遺品整理師資格=公的資格」ではない
そんな一般社団法人が掲げている遺品整理師の資格はただの民間資格なのです。言い換えれば、研修費用や会費などの費用を支払えば、ほとんどの場合、取得できる資格とも言えます。
なぜならば、一般社団法人は非営利団体ですが、その団体の維持費(人件費や家賃等)は補わないといけないので収入が必要だからです。
民間資格の場合、資格の内容云々よりも一般社団法人の収入確保のために資格を提供していると思っていいでしょう。
「遺品整理師資格=安心の証」ではない
そんな収入確保のための遺品整理師資格が安心の証になるはずがありません。決して遺品整理師という資格を過大評価し過ぎないようにしましょう。
無論、この遺品整理師の資格が無いよりかはあったほうが、お客様も就職希望者も安心材料の1つにはなると思いますが、あくまでも予備的な安心材料の1つに過ぎません。
遺品整理師の資格取得で給料が大きくアップすることは少ない
前項目でお伝えしましたが、遺品整理会社側が重要視している人材に遺品整理師の資格取得は含まれていません。
なぜならば、資格取得の際に習う内容は、前向きな気持ちで現場経験を積めば短期間で身に付いてしまうからです。
そんな価値しかない資格に別途高額な手当てを支給するわけにはいきません。
遺品整理師資格は広告宣伝ツールです
では、なぜ遺品整理業界ではこの資格が重宝されているのかといいますと、「他社との差別化」と「お客様に虚像の安心感を抱かせる」ためと思われます。
別な言い方をしますと、お客様のためではなく自社利益のためにこの資格が業界内で広まっているとも言えます。
つまり遺品整理師の資格は有効な広告宣伝ツールになっていると思っていいでしょう。
遺品整理現場についての厳選3ブログ
ネットで遺品整理についてのブログを探してみると、巧みに自社宣伝をするために全く読み手のことを考えていないブログが多く見つけることができました。
その中でも比較的に遺品整理現場のことを中心に書かれているブログを3つ厳選してみました。
遺品整理のエクシア スタッフブログ | https://exsia.jp/blog/ |
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とある遺品整理士のブログ | http://1ihin.com/ |
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まとめ
今日の記事では、遺品整理の基本的な意味をはじめに、「私たちが提供している遺品整理サービスについて」「一円も損しないで遺品整理業者を選ぶ手順」「悪徳業者の傾向と対策」などを詳しくお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
また求人情報や遺品整理師資格、ブログの記事はお役に立てたでしょうか。遺品整理でお困りの人は、いつでも私たちまでご相談ください。喜んでお力にならせていただきます。