葬儀タイプ別の費用相場とできるだけ安くできる方法

お葬式全般の知識

葬儀費用02
葬儀タイプ別の費用相場とできるだけ安くできる方法
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亡くなった家族の葬儀を行なう際に、故人の想いを一番大切に…と思うが、はやり葬儀費用も気になりますし大切ですよね。

しかしネット上では、様々な情報があり、一体どれを参考にすれば良いのかさえ、迷われているのではありませんか。

そんなあなたのために、葬儀タイプ別の費用相場や火葬関連費用を0円にできる方法、葬儀後に申請できる2つの補助金制度について、分かりやすくお伝えしています。是非ブックワークして参考にしてください。

葬儀タイプ別の費用相場

まずは葬儀タイプ別に費用の目安になる相場をお伝えします。ただし葬儀会社によっては相場金額の範囲外の場合もありますが、あなたが納得できればその金額でも差し支えありません。

【注意事項】
・お布施などの寺院費用や心づけは含みません。
・料理などの飲食接待費は一般的なランクです。

直葬(火葬式)

棺おけ:火葬式

遺体の火葬だけに特化した形式です。通夜や葬儀・告別式などを省いた会葬者なしのタイプになります。

特徴

火葬場に支払う火葬費には、地域または公営、民間により火葬費に大きな違いがあります。例えば東京都にある民間火葬場では火葬費だけで59,000円。

さらに休憩室の使用料などを含めると20,000~30,000円追加になります。また自治体によっては住民の火葬費は無料の地域もあります。

費用相場

直葬/火葬式の費用相場 10万円~40万円
費用内容 ドライアイス・棺・骨壷等の遺体搬送安置費・人件費・火葬関連費など
※お布施などの寺院費用や心づけは含まない。

この葬儀タイプの流れ

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 無し
⑤葬儀式 無し
⑥告別式 無し
⑦お別れの儀 不明
⑧火葬 有り
⑨会食 無し

本来の密葬

密葬1

本来の密葬とは、自殺や犯罪者、伝染病者の死亡などの諸事情で、ひっそりと死者を送り出すことが目的の葬儀タイプです。

芸能人などの密葬とは、全く意味合いが異なります。芸能人遺族が行なう密葬は後日 盛大な本葬や偲ぶ会を前提にして、まずは近親者だけで葬儀を行なうので密葬といわれています。

特徴

近親者や親しい人だけなど内々だけで秘密裏に葬儀を行いますので、弔問を受ける通夜と別れを偲ぶ告別式はありません。

そのため会葬者を迎える費用や世間的に見栄を張る必要がありませんので祭壇、料理などの費用を極端に抑えることができます。

費用相場

本来の密葬の費用相場 20万円~60万円
※あくまでも私見です。
私見の理由 本来の密葬は、本当に秘密裏に行なわれているため、また葬儀会社も低額になる「本来の密葬」の存在自体を知られたくないためか、調査したが具体的な金額が判明しなかったから。

この葬儀タイプの流れ

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 無し
⑤葬儀式 有り
⑥告別式 無し
⑦お別れの儀 不明
⑧火葬 有り
⑨会食 不明

一日葬

一日葬とは、今はやりの小さな葬式のうち、通夜を省き、一日で執り行なう葬儀タイプのことを指します。

特徴

通夜を行なわないので、会葬者は遺族や親族、友人など故人と親しい人だけになることがほとんどです。そういった意味では次にお伝えする家族葬と同じなので、一日葬は家族葬の一日バージョンと思っていいでしょう。

費用相場

一日葬の費用相場 40万円~80万円
費用内容 遺体搬送安置費・葬儀会社に支払代金・火葬関連費・飲食費・返礼品費用等。
※お布施などの寺院費用や心づけは含まない。

【この葬儀タイプの流れ】

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 無し
⑤葬儀式 有り
⑥告別式 有り
⑦お別れの儀 有り
⑧火葬 有り
⑨会食 有り

※前日に行なう遺体搬送や遺体安置、納棺は、儀式ではないので1日に含みません。

家族葬

家族葬とは、遺族や親族、身近な友人のみを会葬者として、社会儀礼的な弔問を省き、家族メインで執り行う葬儀タイプをいいます。

また別名で密葬とも呼ばれています。すでにお伝えした本来の密葬とは、その意味合いが全く異なります。

特徴

世間に広く告知や案内をしない密葬ではあるが、ほとんどの場合、通夜や葬儀、告別式、火葬などの一連の流れは通常どおり執り行いますので、次でお伝えする一般葬の小型バージョンと思っていいでしょう。

葬儀規模は小さくなりますので、一般葬と比べて低価格に抑えることができます。

費用相場

家族葬の費用相場 50万円~100万円
費用内容 遺体搬送安置費・葬儀会社に支払代金・火葬関連費・飲食費・返礼品費用等。
※お布施などの寺院費用や心づけは含まない。

【この葬儀タイプの流れ】

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 有り
⑤葬儀式 有り
⑥告別式 有り
⑦お別れの儀 有り
⑧火葬 有り
⑨会食 有り

一般葬

一般葬とは、遺族や親族、親しい人だけでなく世間に広く告知や案内をして、地域の人々や故人の勤められていた会社の人々にも会葬者として弔問を受け、執り行う葬儀タイプのことを指します。

特徴

通夜や葬儀、告別式を行う古くから親しまれてきた葬儀形式です。よく道端で見かける指差し看板(葬儀会場までの道順指示看板のこと)を出されている葬儀が一般葬になります。

費用相場

一般葬の費用相場 160万円~230万円
費用内容 遺体搬送安置費・葬儀会社に支払代金・火葬関連費・飲食費・返礼品費用等。
※お布施などの寺院費用や心づけは含まない。

この葬儀タイプの流れ

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 有り
⑤葬儀式 有り
⑥告別式 有り
⑦お別れの儀 有り
⑧火葬 有り
⑨会食 有り

社葬(団体葬)

社葬(団体葬)とは、葬儀運営や費用負担を会社(団体)が行なうタイプのものをいいます。一般的に「株式会社○○ 社葬」や「○○ 団体葬」と称されます。

特徴

戦後の高度成長期以降、故人または家族が勤める会社が葬儀を支援するようになりました。

特に取締役などの高い役職に付いていた人の葬儀では多くに会葬者が弔問にくるので、その会社規模や体裁的な思惑によって盛大で華やかな葬儀が執り行われるのが通常です。また節税対策として社葬を執り行うこともあります。

費用相場

社葬(団体葬)の費用相場 不明。バブル期は最低1,000万円~と言われていたが…。
不明理由 近年の不況下で、葬儀会社があまり高額な葬儀を提供していることが知れるとイメージダウンになることと、施主からも同様の理由で箝口令を敷かれるため。また会社会計に関する数字なので、あまり公表したがらないためと思われる。

この葬儀タイプの流れ

①遺体搬送 有り
②遺体安置 有り
③納棺 有り
④通夜 有り
⑤葬儀式 有り
⑥告別式 有り
⑦お別れの儀 有り
⑧火葬 有り
⑨会食 有り

※上記にプラスして、通常は個人で社葬前に密葬が行なわれます。

葬儀形式別の費用相場一覧表

葬儀形式 費用相場
直葬(火葬式) 10万円~40万円
本来の密葬 20万円~60万円
一日葬 50万円~80万円
家族葬 50万円~100万円
一般葬 160万円~230万円
社葬(団体葬) ~1,000万円
  • 上記金額には寺院費用は含まれていません。
  • 費用内容はそれぞれ異なることがあります。
  • 上記金額の範囲以外でも間違っていません。

葬儀費用の総額は5項目の合計費用で決まる

葬儀費用は、葬儀会社に支払えばそれで完了というわけはありません。葬儀会社以外にもいくつか支払い先があります。ここでは、その主な支払先を5つ挙げています。

葬儀関連費用=葬儀会社

枕経一式、遺体搬送安置、棺おけ、祭壇、会場費、白木位牌、遺影写真、室内幕一式、霊柩車、生花など葬儀会社へ支払うのが葬儀関連費用です。

  • 一般的な葬儀での平均金額:200万円

寺院費用=僧侶

お寺さんにお渡しするお布施、戒名料、車代、宿泊交通費の実費

  • 一般的な葬儀での平均金額
    15万円~50万円+宿泊交通費

戒名のランクによっては100万円を超えることもあります。

接客飲食費用=仕出し業者

通夜振る舞いや精進落とし等の料理、お茶、菓子などがあります。葬儀費用総額の比率で意外に高いのが、会葬者をもてなすこの接客飲食費用です。葬儀会社で立て替えられていて、葬儀会社に支払うこともあります。

  • 一般的な通夜での平均金額:5,000円/人
  • 一般的な葬儀での平均金額:5,000円/人

通夜参列者と葬儀会葬者を合わせると大人数になることもあるので結構費用が掛かります。100万円を超えることは珍しくありません。

返礼品費用等=ギフト業者

通夜の参列者や会葬者へのお礼として、タオルやハンカチ、お茶やコーヒーなどをお渡しします。葬儀会社で立て替えられていて葬儀会社に支払うこともあります。

  • 一般的な通夜での平均金額
    500円~1,000円/人
  • 一般的な香典返しの平均金額
    2,000円~3,000円/人

その他雑費=各々

死亡診断書(死体検案書)、火葬費、担当者への心づけ等の雑費があります。死亡診断書(死体検案書)と火葬費は、葬儀会社で立て替えられていて葬儀会社に支払うこともあります。

  • 死亡診断書(死体検案書)の費用
    5,000円~30,000円/病院
  • 火葬費:10,000円~20,000円/火葬場
  • 心づけ:下記参照/本人

心づけの金額目安

霊柩車の運転手 3,000円~5,000円/高くて10,000円
マイクロバス/ハイヤーの運転手 2,000円~5,000円
火葬夫/炉係り 3,000円~5,000円/高くても12,000円
休憩室接待係 2,000円~5,000円
料理配膳人 2,000円~3,000円
お手伝いも近所の人等 2,000円~3,000円
葬儀社担当者 5,000~10,000円

心づけは、気持ちですので、感謝の心で直接本人に手渡すほうがいいでしょう。

葬儀費用の責任者と負担者は違う

この項目では葬儀費用の全額は喪主が負担すると思われていますが、実際には葬儀費用の責任者と負担者が異なるケースをお伝えします。

葬儀費用の責任者は喪主

葬儀会社に葬儀を依頼したのは、契約書類にサインした人つまり基本的に喪主になります。

実際に葬儀内容について決めた人が他の遺族であっても、それを了承してサインしたのだから葬儀会社から喪主宛に請求書が送られてきます。喪主になるということは葬儀全体の責任者になることです。

葬儀費用の負担者はケースbyケース

しかし葬儀の責任者が喪主だからいって、その費用を全額喪主が支払う義務はありません。特に近年では葬儀会社に生前相談をして、すでに本人が葬儀費用の支払いを済ませていることもあります。

無論喪主が全額支払うこともありますが、通常は遺産の相続額に応じて葬儀費用の負担額を決めていることが多いようです。つまり実際に葬儀費用を負担する人は、遺族(相続人)が話し合いで納得して決められます。

直葬(火葬式)の火葬関連費用を0円にできる方法

葬儀形式のうち、直葬(火葬式)をお考えの人向けに、その火葬関連費用を0円にできる方法をお伝えします。

その方法とは、遺体を献体に出すことです。ただし死亡診断書(遺体検案書)の発行費用や寺院費用は除きます。

献体登録を申込んでおく

献体とは、医学および歯学大学での学生の人体解剖実習を通して、教育、研究に役立てるために遺体を無条件、無報酬で大学に提供することです。

ちなみに実際に献体が行なわれるには、故人本人の事前登録や遺族全員の同意などが必要になります。

遺体搬送費、火葬費、骨壷費用等が0円になる理由

まずは、一般的な献体が行なわれる流れをご覧ください。

献体の流れ

①遺体引取り 大学側が病院や自宅などから大学へ遺体搬送します。
②人体解剖実習の実施 教育、研究のために遺体は解剖されます。
③火葬 人体解剖実習終了後は、大学が提携している火葬場で火葬されます。遺族も参加が可能。
④遺骨の返却 火葬後、遺骨は骨壷に納められ遺族の元へ戻されます。

上記の流れをすべて大学側の負担で行なわれますので、結果的に遺族の遺体搬送費、火葬費、骨壷費用等の負担が無くなるというわけです。

献体の申込みや登録など詳しい情報は、http://www.kentai.or.jp/でご確認ください。

葬儀費用に対して2つの補助金制度があります

ここでは、葬儀の際に補助金が支給される2つの制度について、その概要をお伝えします。

国民健康保険の葬祭費補助金制度

故人が国民健康保加入者だった場合は、下記概要のとおり補助金を申請できます。

葬祭費 3~5万円程度
※自治体によって金額が異なる
※東京23区は一律7万円
申請場所 住民票がある区町村役所の国民健康保険課
必要なもの ①葬儀の領収書
②故人の国民健康保険証
③申請者の印鑑 ※申請者は主に喪主
④葬祭費の振込先の口座番号
備考 故人が後期高齢者医療制度加入者でも同様に申請できます

社会保険の埋葬費補助金制度

故人が社会健康保加入者だった場合は、下記概要のとおり補助金を申請できます。

埋葬費 一律5万円
※保険組合によっては独自の補助金制度があるところもあります
申請場所 故人の勤務先、最寄りの社会保険事務所
必要なもの ① 死亡診断書または埋葬許可証
② 故人の健康保険証
③ 勤務先だった事業主による証明書類
④ 申請者の印鑑
備考 社会保険加入者の扶養家族が亡くなった場合、埋葬費として一律10万円が支給されます

この2つの補助金制度は、日本国民であればほとんどの人が対象になります。また事前に通知があるわけではありませんので、申請しなければ補助金を受取ることができません。

申請期限が2年間ですので、葬儀後、必要なものを紛失しないうちに早めに申請したほうがいいでしょう。

まとめ

今日は、葬儀タイプ別の費用相場や火葬関連費用を0円にできる方法、葬儀後に申請できる2つの補助金制度などについてお伝えしましたが、参考になったでしょうか。

この記事を読まれたことで、少しでも無駄な費用が掛からない葬儀を実現されることを願っています。

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田中 翔之助

田中 翔之助

ラストクリーニングの田中 翔之助です。特殊清掃や遺品整理でお困りの方から1つでも多くの「助かった!」を集めるために、そして悪徳被害を少しでも減らすために、インターネットでの情報発信と現場作業で日々奮闘しています!

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