死斑という言葉を知り、興味を持った時の5つの基本ポイント

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インターネットで死斑という言葉を知り、一体どのようなものだろうと思われていますよね。死に関することだとは何となく思われますが、今1つよく分かりませんよね。

この記事では、ずばり死斑そのものについてと死斑ができる仕組み等、基本的なことをお伝えしています。興味をお持ちの人は、ぜひ参考にしてください。

1.死斑とは

死斑の斑は、「まだら」とも読み、まだら模様の「まだら」を指します。死斑とは「しはん」と読み、死亡後に、打撲を受けていないのに、肉体の一部が打撲を受けたようなアザになった様子のことです。死斑の色は、紫赤色または紫青色であることが多いです。なぜ、死亡後にそのようなアザ模様ができるのかは、次項目で詳しくお伝えしています。

2.死斑ができる仕組み

ここでは、時系列に沿って死斑ができていく仕組みをお伝えします。

2-1.死後1~2時間

死亡により、血液の循環が止まると、血液は重力作用により、自重で肉体の低い位置に沈殿しはじめ、その色が皮膚の表面に現れはじめます。

2-2.死後6~7時間

時間の経過とともに、その沈殿量は増えていき、死斑は大きくなっていきます。この時間帯では、まだ血液の沈殿がしっかりとしていないため、肉体の向きを変えると死斑は移動します。

2-3.死後12~15時間

これぐらいの時間が経過しますと、肉体の低い位置での沈殿量も最大になり、毛細血管外の組織に漏れ出るために、血液の赤色が濃くなって沈着し、死斑の転移はしません。死斑の模様も皮膚表面にしっかりと現れています。つまり死斑の出来上がりです。

ちなみにこの仕組みを1つの基準として警察の鑑識や医師が死亡推定時刻を算出していると思われます。

3.死斑が多くできる3箇所とその理由

死斑は、至るところで現れるわけではありません。まずは、死体の状況ごとに死斑がよく現れる箇所は決まっています。多くの場合は次の3箇所です。

3-1.仰向け死体の場合

背中・お尻・大腿部裏の背面部周辺に死斑が多く現れます。

3-2.うつ伏せ死体の場合

胸部・腹部・大腿部表等の前面部周辺に死斑が多く現れます。

3-3.首吊り死体の場合

大腿部・膝・ふくらはぎ・すね・足首・足全体等の下半身に広く現れることが多い。

3-4.なぜ死斑が現れる箇所が決まっているのか

なぜ、このような部位に死斑が現れるのかは、死亡すると、血液の循環が止まり、血液は血管内において重力に従って下側に集まります。そしてその血液が毛細血管や細静脈に集まり、肉体の低い位置に留まり変色するからです。

しかし、低い位置でも床等によって圧迫されている箇所には、死斑は現れません。なぜならば、圧迫によって血液が毛細血管や細静脈に入れないからです。

上記の理由から、死体状況と本来あるべき死斑箇所とが異なる場合は、事故死や自殺ではなく、他殺や死体遺棄の可能性が疑われることになります。

4.死斑後の肉体の変化

死斑は、死亡初期の現象で、その後の肉体は次の順で変化すると思われます。だたし、気温や湿度などの亡くなった場所の環境などでその変化が異なることもあります。

4-1.死斑の完成

死後 約12~15時間経過すると、死斑の大きさは最大になり、それ以上大きくなることはありません。

4-2.死後硬直の完了

死後 約24~30時間で、顎からはじまった死後硬直は、全身まで広がります。

通常は、この後 火葬となるが、孤独死などで発見が遅れた場合は次のように肉体は変化します。

4-3.肉体の融解、腐敗の開始

融解や腐敗は、内臓からはじまります。やがてそれは体表まで達して、腐敗体液が漏れ出します。

4-4.白骨化

さらに長期間発見されない場合、死亡場所の環境でまれに白骨化しないこともありますが、多くは、ゴキブリやネズミなどに捕食され、白骨化します。

5.死斑と皮下出血の外見は似ているが異なります

死斑と皮下出血の比較

死斑とよく似た模様に皮下出血があります。ここではその両者の違いについてお伝えします。

5-1.皮下出血とは

生きている肉体が打ち身などで皮下組織にある血管が切れて出血すること。血液は体外に出ず、皮膚下部に暗色の斑状を示すことです。

5-2.死斑と皮下出血を見分ける3つの視点

ここでは、死斑と皮下出血を見分ける際にポイントとなる3つの視点をお伝えしています。

視点ポイント 死斑 皮下出血 備考
発生箇所 死体の低い位置 どこでも可能性がある 死斑の本来あるべき箇所でなければ皮下
出血の可能性大。
指圧 初期の死斑であれば変色する 変色しない 死亡から12時間を過ぎると、指圧での見分けは難しくなる。
凝血 なし あり 皮膚の上から触って、模様部分に固形物の
ような感覚があれば、皮下出血の可能性大。

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この記事でお伝えしたこと以外に一般的な葬儀の流れについても知っておくとより理解が深まります。詳しくは「一般的な葬儀終了までの流れとその後に行なわれる5つのこと」でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

6.まとめ

この記事では、死斑について、できる仕組みやよく現れる箇所やその理由などをお伝えしましたが、分かりやすかったでしょうか。医学の勉強や小説の資料としてより詳しく知りたい人は、法医学書などでお調べください。

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