事故現場の清掃方法と費用の相場|清掃会社の評判の見つけ方

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事故現場 清掃

テレビやネットなどのニュースをみて、漠然と交通事故や自殺の事故現場、殺人事件現場の清掃や片付けって、一体誰がするのだろうと思われることがありますよね。

そこで、事故現場の清掃に携わってきた私が、現場別に誰が清掃を行なっているのかをお伝えします。そのモヤモヤ解消の手助けにしてください。

 1.事故現場の清掃とは

事故現場の清掃:畳に死体シミ・路上に血のり

ここでいう事故現場とは、交通事故や殺人、自殺、孤独死などによって人が亡くなった場所を言います。遺体そのものや、事故発生の手がかりや証拠となる遺留品は、警察が引き取ります。その後に残った血のりや肉片、腐敗体液などをきれいに片付け、時には消臭消毒することが事故現場の清掃なのです。

また事故現場の清掃は、別名で“特殊清掃”と呼ばれることがあり、近年では事故現場の清掃を専門に行なっている特殊清掃業者も登場しています。

2.事故現場が発生する理由は主に4つある

ここでは、稀な事例を除き、事故現場が発生する主な4つの理由をお伝えします

2-1.交通事故

事件現場の清掃:人と自動車の衝突

自動車やバイクの衝突はもちろんですが、最近では自転車と人の衝突でも人が亡くなっています。

2-2.殺人

事件現場の清掃:胸にナイフ

金銭トラブルや異性関係のもつれが原因で殺人に至るケースは、昔から多く見られますが、現在では、心神喪失による無差別な殺人事件も増加傾向にあるようです。

2-3.自殺

事故現場の清掃:首吊り

日本での年間の自殺者数は3万人以上といわれています。その数は世界的にも非常に多いようです。その方法には、飛び降り、飛び込み、首吊り、服毒などがあります。

2-4.孤独死

事故現場の清掃:死人がフトンで眠っている

人間関係が、ますます疎遠になりつつある現在では、特に老人の孤独死が激増しています。直接の死因は、ほとんどが病気によるものですが、死後一定期間、気付かれない場合は孤独死といっていいでしょう。

※一般的な病死については、そのほとんどは病室や家族に看取られての死亡なので、清掃が不要なため割愛させていただきます。

3.実際に事故現場の清掃を行なう人

基本的には亡くなった場所の所有者または管理者が清掃を行ないます。次のようにその現場ごとに清掃を行なう人は異なってきます。

3-1.交通事故死

事故現場清掃:○○区の作業人がデッキで地面をこする

清掃を行なう人:市区町村の担当者

【理由】ほとんどの場合、公道での事故になりますので、公道の管理者である市区町村が清掃を行なうことになります。

3-2.殺人事件

■路上の場合

事故現場清掃:○○区の作業人がデッキで地面をこする

清掃を行なう人:市区町村の担当者

【理由】ほとんどの場合、公道での事故になりますので、公道の管理者である市区町村が清掃を行なうことになります。

■建物内の場合

事故現場清掃:○○管理組合室内

清掃を行なう人:その建物の所有者または管理者

【理由】殺人の場合、遺族の人には全く過失がありませんし、心情的にも清掃をお願いしにくいのが実情です。法的にも誰が清掃の責任を負うのかはグレーゾーンです。結局、そのままにしておくと、損害を被る所有者が直接清掃するか、所有者から管理を任されている会社が清掃をすることになるようです。

3-3.マンションからの飛び降り自殺

事故現場清掃:○○管理組合の作業人がデッキで地面をこする

清掃を行なう人:マンションの管理者

【理由】解釈により様々な意見がありますが、法的には遺族にも清掃を行なう責任があるようですが、実際はマンションの管理者が清掃を行なうことがほとんどです。はやりいくら身内とはいえ、心情的にその責任を負わせるのは忍びないのでしょう。ただし、清掃費用の負担は、遺族に請求することもあるようです。

3-4.電車への飛び込み自殺

事故現場清掃:○○鉄道の作業服人がデッキで地面をこする

清掃を行なう人:鉄道会社の担当者

【理由】一刻も早く清掃しなければ、電車の運行に悪影響が出るからです。仮に遺族に清掃をさせようとすれば、清掃までに早くても数日は掛かるでしょう。その間の損害額は莫大な金額になります。ただし、清掃費用の負担は、遺族に請求することもあるようです。

3-5.室内での自殺と孤独死

ここでは、清掃責任がある人をお伝えしますが、実際はその人から依頼された特殊清掃業者が清掃するケースがほとんどです。

■持ち家の場合

 

事故現場の清掃:遺族が床を雑巾がけ

清掃責任がある人:住宅の所有者または相続人

【理由】これは非常に単純な理由です。その住宅の所有者だからです。死亡した時点で自動的に、その住宅の所有権は相続人に移るので、相続人も所有者と同等になります。もちろん、所有者の意向によっては事故現場の清掃が行なわれないこともあります。

■賃貸住宅の場合

事故現場の清掃:連帯保証人が雑巾がけ

清掃責任がある人:連帯保証人また相続人

【理由】連帯保証人には賃借人の管理義務があるためです。ちょっと納得できないと思われますが、法的には自殺をさせないように連帯保証人が管理する責任があるからです。
また自殺した時点で自動的に相続人に相続が発生するので、連帯保証人と連絡が付かない場合などは、相続人にマイナス財産として清掃も相続されていると解釈され、相続人が清掃を行なわなければならないこともあります。

ちなみに連帯保証人にも遺族にも連絡が付かない場合は、賃貸住宅の所有者または管理者が清掃を行ないます。

特に孤独死の数は増加傾向にあり、その現場清掃は一般の人に責任がおよぶことも多くなると考えられますので、次項目でより詳しくお伝えします。

4.孤独死現場の惨状について

ここでは、事件現場として最も多い孤独死現場の惨状についてお伝えします。

4-1.死亡から2日~3日で腐敗が進む

事故現場の清掃:フトンに遺体

夏場であれば、人が亡くなったから3日もすれば遺体が腐敗し始め体液が体外に流れ出します。その人の体質や体型によっては、2日でも腐敗が進むこともあります。その腐敗体液は、フトンや床に人型となって残ることもあります。

4-2.鼻を刺す死臭が漂う

事故弁場の清掃:女性が死臭で鼻をつまむ

次に襲われるのが死臭です。食べ物が腐った臭いとは全く別物で、今までに嗅いだことのない、鼻を刺すような脳裏に刻まれる悪臭が部屋中に漂うことになります。人によっては、その死臭がトラウマになり、食べ物が喉を通らなったり、夜は悪夢にうなされ、満足に就寝することも困難になることもあります。

4-3.ウジやハエ、ゴキブリが湧く

遺品整理:フトン

どこから入り込んだのか不明ですが、腐敗した遺体にはハエが集まり、卵を産みつけ、やがて遺体の至るところで、ウジが発生し、動き回ります。その姿はまるで、遺体がブルブルと小刻みに身震いしていると勘違いするほどです。ゴキブリも遺体も食いあらし、黒い卵を産み付けます。

5.身内が孤独死した場合の3つの対処方法

ここでは、不幸にも身内の人が孤独死してしまった場合の具体的な対処方法を3つお伝えします。万が一の場合は参考にしてください。

5-1.身内で清掃する

冬場など気温が低いときに、孤独死した場合は、ほとんど腐敗が進んでいないこともあります。そんな時は、身内だけで事故現場を清掃できる可能性もあります。その具体的な清掃方法は、普通の清掃とほぼ同じです。引越し時に清掃する要領で行なえば、それで十分です。

5-2.通常のハウスクリーニング業者に依頼する

上記のような部屋の状態でも自分で清掃することに抵抗がある場合や僅かでも異臭がしている場合は、ハウスクリーニング業者に清掃と消臭消毒を依頼しましょう。

その際の注意点が1つあります。ハウスクリーニング業者に孤独死があったことを悟られないようにすることです。

もしも孤独死があったと分かると、かなりの割増し料金を請求されることがあります。業者に消臭消毒の理由を聞かれたら、生ゴミが腐ってしまって等と答えておけばいいでしょう。

5-3.特殊清掃業者に依頼する

先ほども申しましたが、人が亡くなったなどの事故現場を清掃することを「特殊清掃」といいます。

遺体腐敗が進み、強烈な死臭が発生している事故現場を清掃することは、一般の人や通常のハウスクリーニング業者ではほぼ不可能です。たとえ清掃されたとしても必ず死臭が残ってしまいます。そのため、必ず特殊清掃業者に依頼しましょう。

特殊清掃業者では、特別な事故現場専用の消臭剤や消臭方法で死臭を消臭するので、その差は歴然です。インターネットで「特殊清掃」と検索すれば、たくさんの特殊清掃業者を見つけることができます。

6.こんな業者に依頼してはいけない5つのポイント

不幸にも特殊清掃業者に依頼しなければならなくなった際に、是非参考にして欲しいポイントが5つあります。このポイントを押さえておけば、業者に依頼して後悔することはあまりないでしょう。

6-1.清掃開始まで4日以上掛かる業者は避ける

死後の経過日数によっては、死臭量が増し屋外まで漏れ出していることもあります。そんな時は、一刻も早い消臭を希望されますよね。そのため、問合せから三日以内に消臭作業を行なえる業者を選びましょう。本当は即日対応できる業者と言いたいのですが、優良業者は、消臭清掃作業に多くの時間を掛けるので、即日対応が難しいと思われますので三日以内にしました。

6-2.高額すぎる業者は避ける

次の項目でお伝えする費用目安より高額な見積り金額を出す業者は、ほぼ100%ボッタクリ業者といえます。あなたの心情や状況をみて、高額な金額を吹っかけているのです。そのような業者は絶対に避けましょう。

6-3.消臭の成分が書かれていない業者は避ける

ホームページにキチンと使用する消臭剤の成分が書かれている業者を選ぶことをおススメします。なぜならば、成分が書かれていないということは市販の業務用消臭剤を使用している可能性が高いからです。事故現場の消臭清掃は絶対に市販の業務用消臭剤ではできません。

6-4.不用品回収をメインに行なっている業者は避ける

その業者のホームページ上部に不用品回収という文字があれば、その業者は避けたほうがいいでしょう。その理由は、メインの業務が不用品回収なので作業が雑だからです。遺品をまるでゴミにように扱います。身内の心情としては憤慨しますよね。

しかし遺品にも死臭が付着していますので、何らかの対処は必要です。そんな場合は、遺品整理も行なっている特殊清掃業者を選びましょう。遺品整理とは、不用品回収と全く異なり、遺品を細やかに整理しながら、丁重に部屋から搬出するサービスです。

6-5.いきなりリフォームを勧める業者は避ける

見積り時からリフォームを勧める業者は、ただ単に見積り金額を高額にしたいだけなので、絶対にお断りしましょう。もちろんリフォームが必要になる事故現場もあるのですが、それにはまず、特殊清掃をしてみないと、必要か不要かははっきりと判断できません。

そんなはっきりとしない見積り時にリフォームを勧めたり、見積り額にリフォーム費用を追加するのは、全く依頼者のことを考えていませんよね。

7.孤独死現場の清掃費用

ここでは、インターネットでよく見かける誤魔化しの費用金額はお伝えしません。過去8年間にわたって特殊清掃を行なってきた私が実感している本当の費用金額を正直にお伝えします。

特殊清掃(汚物撤去+害虫駆除+消臭消毒) 55,000円~500,000円(総額・税別)
  • 遺体発見までの日数や亡くなった箇所、腐敗状態等によって金額に大きな幅があることはご了承ください。
  • リフォーム費用は含まれていません。
  • 遺品整理の費用は含まれていません。

8.清掃会社の評判の見つけ方

最後に私が思いついた清掃会社の評判の見つけ方を2つお伝えします。特に2番目の「不動産会社に尋ねてみる」はとても有効な見つけ方ではないでしょうか。

8-1.ネットで「会社名+評判」で検索してみる

清掃会社は小規模な会社が多いので、ネットで「会社名+評判」で検索しても情報が得られないこともありますが、検索してみることに越したことはありません。もしも評判情報が出てきたら、その内容の良し悪しはあまり気にする必要はありません。評判情報があるだけでその清掃会社はある程度、世間的に受け入れられている証拠と思っていいでしょう。

8-2.不動産管理会社に尋ねてみる

不動産管理会社には必ずお抱えの清掃会社を数社持っているはずです。費用的な面を考慮されて清掃会社を選ばれていると思われますが、実はそれよりも重視していることがあります。それは丁寧な清掃作業です。

入居者から清掃が行き届いていないとクレームが入ると、不動産管理会社は非常に手間がかかり、さらに悪い噂が広がると大家さんから契約を打ち切りされてしまうので、お抱えの清掃会社は比較的優良な清掃会社と思われます。

9.まとめ

実際に事故現場の清掃を行なう人をお伝えしましたが、モヤモヤした気持ちは、少しは解消されたでしょうか。また自分が事故現場の清掃責任を負ったときは、この記事を参考にして特殊清掃業者に問合せをしてみてください。

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コメントはこちらからどうぞ

  1. 山本浩司 より:

    どれも参考になりました。一つ質問があります。
    息子が事故で亡くなった時に着ていた服を保存しておきたいのですが、1か月放置していたせいでにおいがひどい。天日干ししてもにおいは治りません。
    本来保存する場合は、洗って保存するものなのでしょうか?
    そのままを保存したいのですがどんな方法があるのでしょうか?

    1. 田中 翔之助 より:

      山本さま

      私たちの特殊清掃サービスでは、衣類はすべて処分してしまうので、その保存方法等には全く知識がございません。
      通常のクリーニング店などに相談されてみてはいかがでしょうか。
      お力になれなくて、本当にすみません。

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