安楽死のことを調べる際に知っておいてほしい4つのポイント

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安楽死

末期ガンと告知され手の施しようはないと言われ、今まで生きてきた人生を振り返り、限られた残りの人生を考える上で、これ以上苦しまないで済む、家族にも迷惑を掛けない安楽死もいいのではないかと思われているのではありませんか。

でも家族に相談する前に、もう少し安楽死のことを調べてみませんか。この記事では、安楽死を知るうえで重要なその基礎知識3つや、日本での安楽死に対する法的解釈などをお伝えしています。

1.安楽死の3つの基礎知識

安楽死という言葉を調べる際に、まずはその基礎知識として次の3つを知っておきましょう。

1-1.安楽死には2種類ある

安楽死は、回復の見込みがない末期患者に対する行為の1つであり、大きく分けて次の2つの種類があります。

■積極的安楽死

患者本人の自発的意思に基づいて、その自殺を故意に助けて死亡させることを積極的安楽死といいます。具体的には、毒物投与や薬の服用などの積極的な行為で死に至らせること等があります。

■消極的安楽死

患者本人の自発的意思に基づいて、または患者本人が意思表示不可能な場合、親や子、配偶者などの自発的意思に基づいて、治療を行なわないことや延命治療を終了することにより、結果として死亡させることを消極的安楽死といいます。具体的には、生命維持装置を外すことや点滴投与を中断すること等があります。

1-2.安楽死は合法か?

ここでは、日本国内における安楽死に対する法律の合否についてお伝えします。

■積極的安楽死=違法

積極的安楽死は、違法行為であり、自殺ほう助罪に問われる可能性が高いです。つまり、健常者の自殺を手伝った場合と同様に扱われるようです。

■消極的安楽死=合法

しかし消極的安楽死は、合法とされているようです。延命治療を受けるか受けないかの選択は、患者の意思に任されていますのでそのように解釈されているのでしょう。

一般的には、「安楽死=積極的安楽死」という意味で捉えられているので、今現在の日本では「安楽死は合法か?」と問われればその答えは「いいえ」になるでしょう。

1-3.尊厳死との違い

世間的には、安楽死と尊厳死は混同されがちですが、その両者の目的には大きな違いがあります。

■安楽死の目的

身体的、精神的な苦痛から死をもって解放することが目的です。

■尊厳死の目的

人間が人間の尊厳を保って死を迎えさせることが目的です。

このように両者には、その目的に明確な違いがありますが、行為そのものは、尊厳死は安楽死の中でも消極的安楽死と同じと考えていいでしょう。

2.積極的安楽死の具体的な方法

日本では、合法的な安楽死の方法は、医師による延命治療の中止しかありませんが、一部の海外では、積極的安楽死も合法な国もあります。この項目では、その具体的な方法を2つお伝えしています。

2-1.海外での医師による積極的安楽死の方法

①鎮静麻酔薬の投与

②致死量の薬処方

参考URL:http://matome.naver.jp/odai/2140862586152429601

3.海外における安楽死について

すでにお伝えしたように日本では、安楽死は法律で禁止されています。一方海外では、必ずしも禁止されているわけではないようです。ここでは、消極的または積極的安楽死が認められている国々についての情報をお伝えしています。

3-1.スイス

スイスでは1930年代から自殺幇助が合法な一方、積極的安楽死は違法である。これは、患者自身が自分の意志で服薬する限りは、医師が患者に致死量の薬を処方すること自体は合法ということである。しかも実際に致死量の薬を服用する場合、医師はその場に居合わせる必要がないという。これ故に末期患者がスイスに渡り医師に薬を処方してもらい自殺するという外国からの「自殺ツーリズム」が多く行われているという。

自殺ツーリズムの参照URL:http://money-academy.jp/price-applied-to-suicide/

3-2.オランダ

世界で最初に安楽死を合法化した国はオランダです。12歳以上ならば安楽死の希望ができるそうだが、その条件は厳しく、耐え難い苦痛にさらされている末期患者のみが許可される。さらに、患者は安楽死を要求したときに精神状態が正常でなければならない。安楽死が実行される前には、担当医師とは別の医師と専門委員会がその是非の判断を出すなどの手順があります。

3-3.ベルギー

ベルギーでは安楽死が10年前から合法となっている。この国での安楽死に関する法律は極めて包括的で、革新的だと言う人もいれば、極めて危険だと考える人もいる。今のところ、「治療しても取り除くことのできない、堪えがたい肉体的・精神的苦痛に絶えずさらされている状況」にある患者が安楽死を要請するようである。

3-4.ルクセンブルク

ルクセンブルクでは2009年に、積極的安楽死が合法化されました。患者は、末期でありかつ二回以上の要求をすれば積極的安楽死ができます。

3-5.アメリカ

積極的安楽死は全州で違法だが、消極的安楽死はバーモント州、ニューメキシコ州、オレゴン州、ワシントン州とモンタナ州では、合法です。

3-6.カナダ

カナダでは、連邦最高裁判決で消極的安楽死が容認されたようです。つまり積極的安楽死は違法であるが、消極的安楽死は合法です。

3-7.アルバニア

アルバニアでは安楽死の議論が盛んな国です。1999年から一部のケースにおいて消極的安楽死が合法となりました。

3-8.コロンビア

コロンビアでは、憲法裁判所は2010年、消極的安楽死を認める判決を出し、末期患者への消極的安楽死では何者も罪には問われないとした。

3-9.ドイツ

ドイツでは、患者からの文書命令があれば、医師は合法的に病気の患者に寿命を短縮する薬を処方することができます。でも法律的には消極的安楽死は合法だが、積極的安楽死は違法となります。

4.ペットの安楽死について

家族の一員でもあるペットが老衰やガンなどで、回復の見込みが全くなく、段々とやせ細っていく姿を見るのは、本当に辛いものですよね。またペット自身も悶え苦しみ、生きていることを拒否しているようにも見て取れることもあります。

またあまり考えたくありませんが、獣医への支払いもかなり多額になり生活に支障が出ることもあります。そんなやるせない気持ちの中で、悩んでいるあなたに参考にしてほしいサイトを見つけましたのでご紹介します。

犬の病気・しつけ・サプリメント総合情報ブログ:http://eedog.blog.so-net.ne.jp/2015-06-17

5.まとめ

この記事では、安楽死を知るうえで重要なその基礎知識3つや日本での安楽死に対する法的解釈、海外での安楽死事情、ペットの安楽死についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

日本では、まだ大多数の人から安楽死は拒まれているようですね。あなたが安楽死したら家族が悲しみのではありませんか。

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